Google Pixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XL のユーザーは、Android ベータプログラムに参加して、正式リリース前の新機能を試すことができるようになりました。
現在、Android ベータプログラムにデバイスを登録することで、Android 16 QPR2 Beta が利用可能になります。
Pixel 10 シリーズがベータプログラムの対象に
これまで対象外だった Google Pixel 10 シリーズが、ついに Android ベータプログラムに参加できるようになりました。対象となるデバイスは Pixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XL の 3 機種です。
対象デバイスの所有者は、Android ベータプログラムの公式ページにアクセスすると、お使いのデバイスが一覧に表示され、Android 16 QPR2 ベータプログラムへの参加を選択できます。参加するには、利用規約に同意し、手続きを進める必要があります。
記事執筆時点で、HelenTech の Pixel 10 Pro もベータプログラムへの登録が可能になっていました。

ベータプログラムに参加するメリットと注意点
Android ベータプログラムは、新機能をいち早く試せる魅力的なプログラムですが、いくつかのリスクも伴います。参加を検討する際は、メリットと注意点の両方を理解しておくことが重要です。
メリット: 新機能を先行して試せる
ベータプログラムに参加する最大のメリットは、一般公開の数ヶ月前に Android の次期機能を体験できることです。
これには、新しいユーザーインターフェース (UI) の変更、システムアプリの更新、パフォーマンスの最適化、あるいは新しい AI 機能などが含まれる可能性があります。
時折バグが発生する可能性を許容できるのであれば、安定版を利用しているユーザーよりも先に最新のソフトウェアを試すことができる、絶好の機会です。
注意点: 安定版へのロールバックとデータ損失のリスク
ベータプログラムに参加する際の注意点は、データの損失リスクです。
ベータ版から安定版の Android に戻す際には、多くの場合、デバイスの初期化(ファクトリーリセット)が必要となります。これにより、デバイス内に保存されているすべてのデータが消去されます。
事前にバックアップを取得していても、ベータ版で作成されたバックアップは安定版の OS と完全に互換性があるとは限らず、復元がスムーズに行えない可能性があるため、注意が必要です。
なお、安定版が展開されるタイミングで特定のベータバージョンを利用している場合、データを削除することなく安定版に戻すこともできますが、タイミングはかなりシビアで、いつそのアップデートが提供されるかも読みづらいため、慣れないユーザーにはハードルが高いです。
まとめ
Google Pixel 10 シリーズが Android ベータプログラムの対象となったことで、開発者や新しい機能をいち早く試したいユーザーにとって選択肢が広がりました。
もし、Pixel 10 シリーズで最新のベータ版を利用したいという方は、Android ベータプログラムのページをチェックしてみてください。