これまでに何度か情報を報じている Samsung の低価格帯の新しい Android タブレット「Galaxy Tab A11」および「Galaxy Tab A11+」が、Samsung UAE 公式サイトで発見され、間もなく発表する可能性が高まりました。
今回、これら 2 つのモデルの主要なスペックとヨーロッパにおける価格が、WinFuture からリークされています。
Galaxy Tab A11 の主な仕様
「Galaxy Tab A11」は、手頃な価格で日常的な利用に十分な性能を持つモデルとなるようです。Samsung UAE 公式サイトで掲載されている主な仕様は以下の通りです。
- ディスプレイ: 8.7 インチ LCD (1340 x 800)、最大 90Hz のリフレッシュレートに対応
- プロセッサ: MediaTek Helio G99 (MT8167)
- メモリとストレージ: 4GB RAM と 64GB または 128GB の内蔵ストレージ。MicroSD カードにより最大 2TB まで拡張可能
- カメラ: 背面に 8MP のオートフォーカス付きカメラ、前面に 5MP カメラを搭載
- バッテリー: 5,100mAh
- ネットワーク: Wi-Fi モデルに加え、オプションで 4G 対応モデルも用意
- サイズと重量: 厚さ 8mm、重さ 335g
- OS: Android 15
なお、搭載されるプロセッサと RAM については、以前 Geekbench で発見されたベンチマークスコアでも Helio G99 であることが示唆されていました。


Galaxy Tab A11+ の主な仕様
より大きな画面と高性能なプロセッサを搭載するのが「Galaxy Tab A11+」です。現時点で判明している仕様は以下の通りです。
- ディスプレイ: 約 11 インチ LCD
- プロセッサ: MediaTek Dimensity 7300。オプションで 5G 通信に対応する可能性があります
- メモリとストレージ: 6GB または 8GB RAM と 128GB または 256GB の内蔵ストレージ。MicroSD カードによる拡張にも対応するとみられます
- カメラ: 「Galaxy Tab A11」とほぼ同等の仕様になるようです
詳細な情報はまだ少ないものの、「Galaxy Tab A11+」は、より快適なパフォーマンスと高速通信を求めるユーザー向けのモデルとなりそうです。


価格と展開について
WinFuture によると、「Galaxy Tab A11」のベースモデル(4GB RAM / 64GB ストレージ)の価格は 199.99 ユーロからと、200 ユーロを下回る手頃な設定になる見込みです。
両モデルともにカラーはシルバーとグレーの2色が用意されます。今後数週間以内にドイツを含むヨーロッパ市場で展開されると予想されています。
日本での発売については現時点で不明ですが、Samsung は Galaxy Tab シリーズを積極的に投入しており、過去の A シリーズモデルも投入されているため、期待はできます。
まとめ
今回リークされた「Galaxy Tab A11」と「Galaxy Tab A11+」は、手頃な価格ながら、90Hz 対応ディスプレイや十分な性能を備えており、動画視聴やウェブブラウジング、電子書籍の閲覧といった日常的な用途でタブレットを探しているユーザーにとって、有力な選択肢となりそうです。
とくに「Galaxy Tab A11」は貴重な 8.7 インチサイズのタブレットになるため、メジャーなブランドのコンパクトタブレットを求めていたユーザーには嬉しいかもしれません。
現時点では、これらのデバイスがいつ正式にリリースされるかは分かりませんが、公式サイト上で情報が発見されたことから、発表は近いものと思われます。