Google Pixel 10 シリーズの一部のデバイスで報告されていた、画面表示が砂嵐のようになる不具合について、Google が公式に修正アップデートの配信を開始したことを認めました。
この修正は 2025 年 9 月のセキュリティアップデートに含まれており、影響を受けていたユーザーにとって朗報となります。
Pixel 10 の画面不具合と Google の公式対応
以前、一部の Google Pixel 10 ユーザーから、使用中に突然画面がカラフルな砂嵐のような表示になるものの、タッチ操作は可能という不具合が報告されていました。
この症状から、ハードウェアではなくソフトウェアの問題である可能性が指摘されていました。
今回、Google は Android Authority に対する声明で、この問題に対応していることを正式に認めました。
私たちは、少数の Pixel 10 デバイスに影響を与えている問題を認識しています。9 月 3 日から修正版のロールアウトを開始しており、今後数週間でさらに多くのデバイスに展開される予定です。
Google は、この問題が影響する範囲を「少数の Pixel 10 デバイス」としており、広範囲にわたる問題ではないことを示唆しています。
9 月のアップデートで修正
この修正は、9 月 3 日から配信が開始された 2025 年 9 月の月例セキュリティアップデートに含まれています。
公式のセキュリティアップデートの修正内容では「screen snow (画面の砂嵐)」といった直接的な表現はありませんでした。
しかし、「特定の条件下でアプリ内ブラウザのウェブページから遷移する際に画面が黒くなる問題の修正」 という項目が含まれており、これが今回の不具合に対応する修正であると考えられます。
発売当初から Reddit などで報告が上がり、原因として GPU やディスプレイドライバの不具合が推測されていましたが、今回のソフトウェアアップデートによって問題が解決される見込みです。
このアップデートはすでに一部のデバイスへの配信が開始されており、今後数週間かけて、より多くの Pixel 10 デバイスに展開される予定です。
もし同様の問題が発生している場合は、[設定] > [システム] > [ソフトウェアのアップデート] から、最新のアップデートを確認することをお勧めします。
まとめ
Pixel 10 の一部で発生していた画面の不具合に対し、Google は 9 月のソフトウェアアップデートで修正を開始しました。
以前から指摘されていたように、この問題がソフトウェアに起因するものであったことが、今回の対応で裏付けられた形となります。対象のユーザーはアップデートを適用することで、問題の解消が期待できます。