Google は、Android の標準メッセージアプリ「Google メッセージ」において、一部のユーザーから不満の声が上がっていた全画面のカメラとギャラリーのインターフェースに対応するため、カメラを起動せずに直接ギャラリーにアクセスできる専用のショートカットを展開し始めました。
この変更により、メッセージ作成画面のプラス (+) メニューから、従来のカメラ付きインターフェースを介さずに、直接画像一覧を開いて写真や動画を送信できるようになります。
新しい「ギャラリー」と「カメラ」のショートカット
これまで、メッセージ作成画面のテキストフィールド横にあるギャラリーアイコンをタップすると、画面下半分に最近の画像が表示され、上半分にカメラのビューファインダーが表示される全画面インターフェースが起動していました。

今回のアップデートで、プラス (+) メニュー内に新たに「ギャラリー」と「カメラ」という2つのボタンが追加されました。
- ギャラリー: このボタンをタップすると、カメラのビューファインダーが表示されることなく、デバイス内の画像がグリッド形式で表示されます。画面上部には送信先が表示され、下部には「フォルダ」へのショートカットがあります。
- カメラ: こちらのボタンをタップすると、従来の全画面ビューファインダーとギャラリーを組み合わせたインターフェースが開きます。

なお、テキスト入力欄の右端に表示されているショートカットに変更はありません。この新しいオプションは、素早く画像のみを送信したいユーザーにとって便利です。
この機能は 7 月からベータ版でテストされていましたが、現在、安定版の Google メッセージ (バージョン 2025080803_RC04) で広く展開されています。
もし新しいショートカットが表示されない場合は、アプリ情報から Google メッセージを一度強制停止すると反映される可能性があります。
まとめ
今回のアップデートは、ユーザーからのフィードバックに応える機能を提供するものと言えます。
特に、写真を撮るのではなく、すでに撮影済みの画像をすぐに選びたいというニーズに合致しており、操作の手間が一つ減る歓迎すべき変更です。
出典: 9to5Google