Google が Pixel 10シリーズとともに発表した Google 電話アプリの新しい AI 機能「Take a Message」について、当初は Pixel 10 シリーズ限定の機能と見られていました。
しかし、Google は公式ヘルプページを更新し、この機能が Pixel 4 以降のデバイスでも利用可能であることを明らかにしました。
また、通話内容から次のアクションを提案する「通話メモ (Call Notes)」の AI 機能も Pixel 9 シリーズで利用可能となっています。
ただし、「Take a Message」は米国、英国など4カ国で、「通話メモ」のAI機能は米国の英語ユーザー向けに提供が開始されており、現時点で日本は対象外です。
「Take a Message」は Pixel 4 以降で利用可能
「Take a Message」は、ユーザーが電話に出られない、あるいは通話を拒否した際に、発信者に対してメッセージを残すよう促す機能です。録音されたメッセージは自動で文字起こしされ、Google 電話アプリの通話履歴から直接確認することができます。
この便利な機能は Pixel 10 シリーズ限定と思われていましたが、Google の公式情報により、Pixel 4 以降のモデルにも展開されることが確認されました。
対応地域とデバイス
ヘルプページによると、「Take a Message」機能は現在、米国、英国、アイルランド、オーストラリアの4カ国で利用可能です。これらの地域におけるほとんどの通信キャリアでサポートされていますが、DISH は対象外となります。
一部のユーザーからはすでに Pixel 9 シリーズでこの機能が利用可能になったとの報告があり、今後数日間で対象となる他の Pixel デバイスにも順次展開されるとみられます。
また、スマートウォッチでもこの機能は利用でき、Pixel Watch 2 以降を Pixel 6 以降のスマートフォンとペアリングしている場合に対応します。
「通話メモ」の AI 機能もPixel 9シリーズに対応
「Take a Message」と同時に発表された「通話メモ」の新機能も、Pixel 10 シリーズ限定ではありませんでした。この機能は、AI が通話内容を分析し、通話後に取るべき次のステップを特定して提案するものです。
この「next steps」機能は、Pixel 9 シリーズのユーザーにも提供されていることが確認されています。
ただし、「通話メモ」機能自体は Pixel 9 シリーズ(Pixel A シリーズを除く)の米国英語ユーザー向けに提供されているため、この新機能も同様の制限を受ける可能性があります。
まとめ
Google が最新の AI 機能を Pixel 10 シリーズだけでなく、Pixel 4 のような比較的古いモデルにも提供することは、多くのユーザーにとって朗報です。
現時点では、これらの新機能は日本国内では利用できませんが、今後の対応拡大に期待したいところです。