Samsung の次期ハイエンドタブレット「Galaxy Tab S11 Ultra」の発表が間近に迫るなか、公式のレンダリング画像とプロモーション動画が Android Headlines によってリークされました。
これにより、以前からリークされていた情報が裏付けられ、デバイスのデザイン、ディスプレイの仕様、そして前モデルからの大幅な性能向上が明らかになっています。
Galaxy Tab S11 Ultra のデザイン
リークされた画像からは、「Galaxy Tab S11 Ultra」がグレーとシルバーの 2 色で展開されることがわかります。デザインは前モデルを踏襲しつつ、薄いベゼルと半円形のノッチを備えたフラットなディスプレイが特徴です。




背面には 2 つのカメラが直接配置され、アクセサリ接続用のポゴピンも確認できます。また、Sペンスタイラスやキーボードアクセサリも用意されています。
再確認されたスペック
資料からは、ディスプレイには Dynamic AMOLED 2X パネルが採用されます。屋外での視認性を高める 1,000 nit の輝度と、HDR コンテンツ再生時に最大 1,600 nit の輝度を実現します。
画面サイズは 「Galaxy Tab S11 Ultra」が 14.6 インチ、標準モデルの「Galaxy Tab S11」が 11 インチになることも示唆されています。

また、パフォーマンスについては、前モデルの「Galaxy Tab S10 Ultra」と比較して、CPU は 24%、GPU は 27%、NPU は 33% もの性能向上を達成していると記載されています。

以前の噂では MediaTek Dimensity 9400+ プロセッサの搭載が伝えられており、今回のリークはこの大幅な性能向上を裏付けるものとなりそうです。
この他にも、リークされた動画では、Google の AI モデル「Gemini」が動作する様子や、タブレットの画面をモニターに投影して PC のように使える Samsung DeX 機能が紹介されており、AI 性能と生産性の高さがアピールされています。




その他のスペックと発表時期の噂
今回のリークとは別に、これまでに噂されているスペックとしては、最大 16GB RAM、2960 x 1848 ピクセルの解像度、11,600mAh の大容量バッテリー、45W の有線充電対応などが挙げられます。
カメラは背面に 12MP メインカメラと 13MP 超広角カメラを搭載し、OS は Android 16 と One UI 8.0 がプリインストールされると見られています。
発表時期については、前モデルが昨年9月に登場したことから、今年も9月になる可能性が高いと予想されます。特に、9月4日にプレスカンファレンスを予定している IFA 2025 での発表が有力視されています。Wi-Fi モデルの価格は 1,200 ドルからと噂されています。
スペックシート
Galaxy Tab S11 | Galaxy Tab S11 Ultra | |
---|---|---|
ディスプレイ | 11インチ AMOLED 2560 × 1600 | 14.6インチ AMOLED 2960 × 1848 |
プロセッサ | Mediatek MT6991 (MediaTek Dimensity 9400+) | |
RAM | 12GB | 12GB / 16GB |
内部ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB | 256GB / 512GB / 1TB |
外部ストレージ | – | |
リアカメラ | 13MP | |
フロントカメラ | 12MP | |
バッテリー | 8,400mAh 45W 有線充電 | 11,600mAh 45W 有線充電 |
オーディオ | 4スピーカー | |
ネットワーク | WiFi 6E Bluetooth v5.4 [OP] 5G | WiFi 7 Bluetooth v5.4 [OP] 5G |
その他 | Sペン 4スピーカー | |
サイズ (mm) | 253.8 × 165.3 × 5.5 | 326.7 × 208.3 × 5.5 |
重さ | 482g | 692g |
まとめ
今回のリークにより、「Samsung Galaxy Tab S11 Ultra」のデザインから性能に至るまで、その詳細がかなり明らかになりました。
正式発表まであとわずかとなりますので、日本でのリリースにも期待したいですね。