Google は Android 版 Gemini アプリで、アシスタントを呼び出す際のオーバーレイ表示のデザインを更新しました。
これまでの画面下から表示される四角いデザインから、画面中央から広がる新しいピル形状のアニメーションに変更されています。
このアップデートは、Google アプリのベータ版と安定版で広く展開されていることが報告されています。
Gemini オーバーレイの新しいデザイン
これまで「OK Google」のホットワードや電源ボタンの長押しなどで Gemini を起動すると、画面の下から角の丸い長方形がスライドアップして表示されていました。
今回の変更により、オーバーレイは画面の中央に円として現れ、そこから素早く横長のピル形状に広がるアニメーションになりました。

また、「画面を Live で共有」や「画面について質問」といったボタンも同様にピル形状に変更されています。
デザインは変更されましたが、オーバーレイ内部の機能的なレイアウトに変更はありません。「+」メニュー、音声入力用のマイク、Gemini Live へのショートカット、 Gemini のホームページを開くためのハンドルは、これまで通り利用できます。
なお、この新しいオーバーレイの形状は、Gemini のフルアプリ内で使用されているプロンプトバーとは一致していません。その代わり、「かこって検索」機能や Pixel Launcher の検索フィールドのデザインと一致しており、UI の統一感が図られている可能性があります。
対象バージョンと適用方法
この新しいピル形状のオーバーレイは、Google アプリのベータ版 (バージョン 16.33) および安定版 (バージョン 16.32) で広く展開されています。
もしお使いのデバイスでまだ変更が反映されていない場合は、アプリ情報から Google アプリを「強制停止」することで、新しいデザインが適用される可能性があります。
記事執筆時点では、HelenTech で確認したデバイスは Google アプリのバージョンが v16.33 でしたが、新しいデザインとアニメーションを確認することはできませんでした。

まとめ
今回の Gemini オーバーレイのデザイン変更は、。機能的な変更はありませんが、視覚的な新しさと他の UI との統一感をもたらすものです。
Google アプリのアップデートはサーバー側で行われることが多いため、まだ表示が変わっていないユーザーも、順次利用できるようになると考えられます。
出典: 9to5Google