現在、Google がベータ版としてリリースしている Android Auto 15.1 のアップデートから、搭載されている AI アシスタント Gemini が、ナビゲーション機能向上のために車の正確な位置情報を利用する可能性が示唆されました。
ベータ版で発見されたコード
この情報は、9to5Google が Android Auto 15.1 のベータ版アプリのコードを APK 解析を通じて発見したものです。
アプリ内から、新たに追加された以下の2つのコードが確認されました。
<string name=”settings_gemini_share_precise_location”>Share precise location</string>
<string name=”settings_gemini_share_precise_location_summary”>Share with digital assistants for improved navigation</string>
これらの記述は、ユーザーが任意で有効にできるオプション設定として、Gemini が「正確な位置情報を共有」し、「デジタルアシスタントと共有してナビゲーションを改善する」ことを示唆しています。
どのように使われるかはまだ不明
この機能が実際にどのように使われるかはまだ不明ですが、現在地周辺の施設に関する情報を提供する際などに、より精度の高い位置データを活用することが考えられます。
Gemini の Android Auto への本格的な展開はまだ行われていませんが、Google からの予告に基づくと、数週間以内に利用可能になることが期待されています。
その他の変更点
一方で、以前の v15.0 でテストされていたマップの「モード(テーマ)」設定(ライトモード)への変更は元に戻されており、この機能の実装にはまだ時間が必要であると考えられます。
なお、最近のアップデートでは Android Auto がスマートフォンの壁紙に合わせて UI のカラーが変更されるアクセントカラーのサポートなどが導入されています。
出典: 9to5Google