Android 版の Google TV アプリがアップデートされ、UI が「Material 3 Expressive」デザインに刷新されました。
しかし、このアップデートにより、スマートフォンをリモコンとして使用する際に一部の機能が利用できなくなるという不具合も報告されています。
Material 3 Expressive デザインへの刷新
Google TV アプリのバージョン 4.39 へのアップデートにより、UI にいくつかの変更が加えられました。
一部の地域では、これまでの「ハイライト」タブに代わり「Hot&New」タブが新設されました。このタブでは新作のリリースのみが表示され、無音のクリップが自動再生されるほか、作品の概要や「ウォッチリストに追加」「共有」ボタンが分かりやすく配置されています。

なお、HelenTech で確認したところ、デザインは刷新されていたものの従来の「ハイライト」が表示されています。
「おすすめ」タブや各コンテンツのページでは、Material You のカラーがより多く取り入れられ、表示されている映画や番組のアートワークに合わせて UI の色が変化するようになりました。これにより、より没入感のあるデザインとなっています。
スマートフォン向けリモコンの変更と不具合
今回のアップデートで、スマートフォン向けのリモコン機能の UI も変更されました。これまでのスライド式のパネルから全画面表示へと変更されています。

しかし、この変更に伴い、「選択」ボタンの長押し操作が機能しなくなるという不具合が確認されています。これにより、YouTube などのアプリで一部メニューへのアクセスができなくなっているようです。
まとめ
今回のアップデートは、Google Pixel レコーダーや Google 時計など、他の Google 製アプリに続く Material 3 Expressive デザインの導入となります。UI の視覚的な魅力は向上しましたが、リモコン機能の不具合は利便性を損なうため、今後のアップデートで迅速に改善されることが期待されます。
出典: The SP Android, 9to5Google