Google、Pixel スマホに新しい「ヒアリングウェルネス」機能を導入。聴覚保護ため音量を自動調節

当サイトは Google Adsense、Amazon アソシエイト等 アフィリエイト広告を利用して収益を得ています.

Google は Pixel デバイスに新しい「ヒアリングウェルネス」機能を導入しました。

この機能は、長時間の大音量オーディオから聴覚を保護するためのもので、ヘッドホンからの音量が安全なレベルを超えた場合、ユーザーに通知を送信し、自動的に音量を下げます。

なお、Google Pixel Buds Pro にはすでに「ヒアリング ウェルネス(聴覚の健康維持)」という設定が導入されています。

目次

ヒアリングウェルネス機能の概要

近年、インイヤー型ワイヤレスイヤホンの普及に伴い、大音量での継続的なオーディオ再生による聴覚への悪影響が懸念されています。

この問題を解決するため、Google はすべての Pixel デバイスの [音とバイブレーション] 設定内に、新しい [ヒアリングウェルネス] 機能を追加したことが報告されました。

この機能は、Android 14 QPR ベータ 1で初めて導入され、現在は Android 15 以降を搭載したすべての Pixel スマートフォンに提供されています。

主に次のような機能となっています。

  • 音量制限の閾値: 国際電気標準会議(IEC)の勧告に基づき、この機能は5分間に100デシベル、または1分間に105デシベルを超える音量がヘッドホンから出力された場合に作動します。
  • 通知と自動調整: 閾値を超えると、Pixel デバイスに警告通知が表示されます。ユーザーがこの通知を無視した場合、音量は自動的に安全なレベルまで引き下げられます。
  • 設定のロック: 一部の地域(米国、カナダ、EUなど)では、IEC 62368-1の安全基準を満たすための規制要件として、この警告通知をオフにすることができません。

この機能は、聴覚の健康を考慮したものではありますが、常に最大音量で音楽を聴きたいユーザーにとっては煩わしいと感じられるかもしれません。

なお、記事執筆時点では筆者の Google Pixel 9 Pro (Android 16 安定版)、Google Pixel 9 Pro Fold (Android 16 QPR2 Beta 1) のどちらのデバイスにも設定が表示されていません。

そのため、国や地域による違いなど、展開ペースが異なる可能性があります。

出典: Android Authority

この記事をシェア

著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

\Google ニュースでフォローお願いします!/

Google ニュース リンクバナー

目次