Microsoft と Asus、「Xbox Ally」を10月16日にグローバルで発売と予告

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Microsoft と Asus は、共同開発した新しい携帯型ゲーミング PC 「Xbox Ally」および上位モデルの「Xbox Ally X」を 2025 年 10 月 16 日に発売することを発表しました。これは、日本を含む世界中の多くの市場で同日に発売される予定です。

すでに今年 6 月に初めて発表された本モデルですが、今回正式な発売日が明らかになりました。

目次

価格と予約開始は後日発表

今回の発表では発売日のみが明らかにされ、価格設定や予約開始日については 「数週間以内」 に改めて発表されるとしています。

これまでのリーク情報によると、通常モデルの「Xbox Ally」が 599 ユーロ (約 699 ドル)、ハイエンドモデルの「Xbox Ally X」が 899 ユーロ(約 1,049 ドル)になると噂されています。

また、Dealabs によれば、米国での価格がそれぞれ 549.99 ドルと 899.99 ドルになる可能性があると報じました。価格発表が遅れている背景には、米国の関税問題が影響している可能性が指摘されています。

各モデルのスペックとターゲット

両モデルは、7 インチの 1080p ディスプレイを共有しており、120Hz のリフレッシュレートと VRR (可変リフレッシュレート) に対応しています。

Xbox Ally

  • ターゲット: 720p でのゲーミング
  • プロセッサ: AMD Ryzen Z2 A
  • RAM: 16GB LPDDR5X-6400
  • ストレージ: 512GB M.2 2280 SSD
  • 筐体色: ホワイト

Xbox Ally X

  • ターゲット: 1080p でのゲーミング
  • プロセッサ: AMD Ryzen AI Z2 Extreme
  • RAM: 24GB LPDDR5X-8000
  • ストレージ: 1TB M.2 2280 SSD
  • 筐体色: ブラック

ソフトウェアの最適化で快適なゲームプレイを実現

Microsoft はハードウェアだけでなく、ソフトウェアの面でも携帯型デバイスに最適化された環境を提供するための取り組みを進めています。

ハンドヘルド互換性プログラム

Microsoft は、数千ものゲームをテストし、携帯デバイスでの互換性を検証するプログラムを発表しました。ゲームには以下の 2 種類の互換性レベルが表示されます。

  • Handheld Optimized (最適化済み): デフォルトのコントローラー入力や画面解像度が最適化されている。
  • Mostly Compatible (ほぼ互換): 最適なプレイのために、ゲーム内の設定を少し変更する必要がある場合がある。

これに加えて「Windows Performance Fit」インジケーターも表示され、ゲームがどの程度快適に動作するかの目安がわかります。

Xbox フルスクリーンエクスペリエンスとシェーダー配信

「Xbox Ally」シリーズは、Windows のデスクトップを隠し、ゲームに集中できる「Xbox フルスクリーンエクスペリエンス」をデフォルトで起動します。

また、「高度なシェーダー配信」機能により、ゲームのダウンロード中にシェーダーをプリロードします。これにより、一部の対応ゲームでは起動が大幅に高速化され、パフォーマンスが向上し、バッテリー寿命の改善にも貢献します。

AI を活用した将来の機能

「Xbox Ally X」に搭載される NPU を活用した新機能も予定されています。

  • Automatic Super Resolution (Auto SR): 2026 年初頭に提供予定のアップスケーリング技術。
  • ハイライトリール機能: AI モデルがゲームプレイのハイライトシーンを自動でキャプチャし、簡単に共有できる機能。

さらに、ドッキング機能の向上にも取り組んでおり、大画面でのゲームプレイ、Auto SR、コントローラーペアリング、ディスプレイ出力の最適化などが含まれるとしています。

まとめ

ついに Microsoft と Asus による Xbox ブランドの携帯型ゲーミング PC の発売日が明らかになりました。

Steam Deck の成功以降、Windows ベースの携帯型ゲーミング PC が多数登場していますが、Microsoft と Xbox が本格的に参入することで、その競争はさらに激化しそうです。

日本でも発売予定とされているため、価格を含めて期待したいですね。

スペック

ROG Xbox AllyROG Xbox Ally X
OSWindows 11 HomeWindows 11 Home
ディスプレイ7インチ IPS
1,920×1,080
120Hz
FreeSync Premium
7インチ IPS
1,920×1,080
120Hz
FreeSync Premium
プロセッサAMD Ryzen Z2 AAMD Ryzen AI Z2 Extreme
メモリ16GB LPDDR5X-640024GB LPDDR5X-8000
内部ストレージ512GB M.2 2280 SSD1TB M.2 2280 SSD
外部ストレージmicroSDmicroSD
ポートUSB-C (3.2 Gen 2) ×2
3.5mm オーディオジャック
USB-C (Thubderbolt 4) ×1
USB-C (3.2 Gen 2) ×1
3.5mm オーディオジャック
ネットワークWi-Fi 6E
Bluetooth 5.4
Wi-Fi 6E
Bluetooth 5.4
バッテリー60Wh80Wh
その他インパルストリガー
サイズ290.8×121.5×50.7mm290.8×121.5×50.7mm
重さ670g715g

出典: Microsoft Xbox Wire

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

HelenTech の運営をしている 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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