Google は 2025 年 8 月 19 日(現地時間)、Google スライドでオブジェクトを矢印キーで移動する際の挙動を変更したことを発表しました。
このアップデートにより、オブジェクトを1ピクセル単位で移動させることが可能になり、より細かいレイアウト調整ができるようになります。
今回のアップデートの概要
これまでの Google スライドでは、オブジェクトを選択して矢印キーを押すと、一定の距離(ポイント単位)で移動していました。今回のアップデートにより、この移動距離が 1 ピクセル単位に変更されます。

プレゼンテーション資料などで、テキストボックスや画像を細かく調整したい場面は少なくありません。この変更は、デザインの細部にこだわるユーザーにとって、作業効率を向上させる待望の機能と言えます。
展開スケジュールと対象ユーザー
この機能は、管理者による特別な設定は不要で、すべてのユーザーに対してデフォルトで有効になります。
展開スケジュールと対象ユーザーは以下のとおりです。
- 即時リリースドメイン: 2025 年 8 月 19 日以降、段階的に展開 (機能の表示に最長で 15 日かかる場合があります)
- 計画的リリースドメイン: 2025 年 9 月 2 日以降、段階的に展開 (機能の表示に最長で 15 日かかる場合があります)
- 対象: Google Workspace のすべてのユーザー、および個人の Google アカウントを持つユーザー
まとめ
今回のアップデートは小さな変更に思えるかもしれませんが、Google スライドを日常的に利用して資料作成を行うユーザーにとっては、非常に大きな改善点です。
なお、記事執筆時点で筆者の Google Workspace アカウントでこの変更を確認できました。この機能が適用されていると、おそらく以下のポップアップが表示されます。

これにより、適用されているかどうかが確認できます。