Google はナビゲーションアプリ「Waze」において、古い Android バージョンを実行しているデバイスのサポートを終了する方針であることがわかりました。これにより、対象のデバイスでは今後アプリのアップデートが受けられなくなりますが、基本的な機能は引き続き利用できる見込みです。
Android 10 以降が必須に
Reddit のユーザー報告によると、Android 9 Pie を搭載した車載デバイスにおいて、Waze のアップデートが間もなく停止されるという通知が表示されたとのことです。
Android Authority によれば、この報告を裏付けるように APKMirror で公開されている Waze の最新ベータ版において、サポートされる Android の最小バージョンが Android 10 に引き上げられていることを確認しています。
以前のバージョンでは Android 8 Oreo や Android 9 Pie もサポートされていましたが、今後安定版アプリでもこの変更が適用されるものと考えられます。
アップデート停止による影響
サポートが終了すると、Android 9 Pie 以前を搭載するデバイスでは、Waze アプリの新しいバージョンが提供されなくなります。
ただし、アプリが完全に利用できなくなるわけではなく、交通情報やユーザーからの報告といった Waze の主要な機能は、当面の間は問題なく動作し続けると予想されます。また、ルート変更や新しい道路の追加といった地図データの更新も受信できる見込みです。
この変更による影響を最も受けやすいのは、古いタブレットをナビ代わりにしているユーザーや、旧式の Android ベースの車載システムを利用しているユーザーです。もし Android 10 にアップデートされていないスマートフォンをまだ利用している場合は、新しいデバイスへの乗り換えを検討する良い機会かもしれません。
代替案について
お使いのデバイスのアップグレードが難しい場合、代替案として Google マップを利用する方法があります。Google マップのアプリは現在、Android 8 Oreo 以降のバージョンをサポートしており、Waze と同様にリアルタイムの交通情報などを提供しています。
まとめ
今回は、Waze が Android 9 Pie 以前のサポートを終了するというニュースについてお伝えしました。
多くのユーザーにとっては直接的な影響は少ないかもしれませんが、古いデバイスをカーナビとして活用している方は注意が必要です。今後、新機能は利用できなくなりますが、主要なナビゲーション機能は引き続き使える見込みのため、ご自身の利用状況に合わせて対応をご検討ください。
出典: Android Authority, Reddit