Pebble の創業者である Eric Migicovsky 氏が進めていたスマートウォッチの復活プロジェクトが、大きな節目を迎えました。同氏は自身の新会社「Core Devices」を通じて開発を進めてきましたが、この度「Pebble」の商標を再取得したことにより、新しいスマートウォッチが正式に「Pebble」の名を冠することが発表されました。
「Core」から「Pebble」へ名称変更
これまで「Core 2 Duo」および「Core Time 2」として知られていた新しいスマートウォッチは、今回の発表により、それぞれ「Pebble 2 Duo」と「Pebble Time 2*」に正式名称が変更されます。
この変更は、創業者である Migicovsky 氏が「Pebble」の商標を回収できたことによるものです。 公式ブログでは「人々はどのみちこの新しい時計を Pebbles と呼ぶつもりだったでしょうから、公式にできて嬉しいです」と述べており、ファンにとって自然な流れでの名称変更となりました。
なお、会社名自体は今後も「Core Devices」として継続されるとのことです。
「Pebble Time 2*」のアスタリスクの意味
新しいモデル名の一つである「Pebble Time 2*」には、名前にアスタリスク(*)が含まれています。 これは、2016 年に発表されたものの、最終的に出荷されることのなかった初代「Pebble Time 2」とは異なる製品であることを示すための意図的なものとしています。
Migicovsky 氏はブログで「Pebble Time 2 is dead, long live Pebble Time 2.(Pebble Time 2 は死んだ。Pebble Time 2 万歳)」と記しており、過去のモデルとは一線を画す新しいデバイスとしての再出発を強調しています。
出荷は8月末頃に
当初、7月中の出荷が期待されていましたが、量産がまだ開始されていないため、この予定は実現しない見込みです。 新しい出荷目標は8月末頃とされています。この遅延の理由の一つとして、防塵・防水性能の向上が挙げられており、製品の品質を高めるための前向きな変更と捉えられます。
すでに一部の「Pebble 2 Duo」初期ロットはアーリーユーザー向けに出荷が開始されており、刷新された Pebble アプリも Google Play ストアに掲載されるなど、プロジェクトは着実に進行しています。 また、米国における「Pebble 2 Duo」の関税コストは、1台あたり10ドル追加となることが決定した模様です。
まとめ
長年のファンにとって、再び「Pebble」の名前を冠したスマートウォッチが登場することは喜ばしいニュースとなります。出荷には若干の遅れが生じていますが、品質向上のための期間と考えれば、大きな問題ではありません。
筆者も Core 2 Duo 改め Pebble 2 Duo をオーダーして待っている組ですので、手元に届くときを楽しみにしています。