Google マップのアプリで、電車やバスなどの公共交通機関を利用したルートを検索しようとすると、アプリがクラッシュして強制終了してしまうという問題が、一部のユーザーから報告されています。
この問題は、自動車や徒歩でのルート検索では発生しておらず、乗り換え案内に限定されている模様です。現在、Google からの公式な発表はありませんが、一時的な回避策も報告されています。
問題の概要
この問題は、数時間前から Reddit など海外ユーザーから報告され始めました。目的地を検索した後、移動手段の中から「公共交通機関」のアイコンをタップした瞬間に、アプリがホーム画面に戻ってしまうというものです。
報告によれば、この不具合は米国、英国、ドイツなど特定の地域に限定されておらず、Pixel スマートフォンや Samsung Galaxy、Redmagic といった特定のデバイスにも依存しないようです。
Android Police によると、Google マップのアプリバージョン 25.30.00.785163646 でこのバグの再現が確認できたとのことです。しかし、同じバージョンのアプリを利用していても問題が発生しないユーザーもいるため、根本的な原因の特定には至っていません。
筆者も日本で Google Pixel 9 Pro Fold / Pixel 9 Pro を使用して試してみましたが、同様のアプリバージョンでも問題は発生しておらず、再現できませんでした。
Google の対応と一時的な回避策
現時点で、Google の公式ステータスページにはこの不具合に関する情報はなく、問題がまだ広範囲には認識されていない可能性があります。
一方で、ユーザーからは一時的な回避策が報告されています。Google マップのシークレットモードを利用すると、アプリがクラッシュすることなく乗り換え案内を検索できる場合があるとのことです。この方法は、実際に複数のユーザーやメディアによって有効性が確認されています。
もし同様の問題に遭遇した場合、まずはシークレットモードでの利用を試してみることをお勧めします。

Google マップでシークレットモードを使用するには、アプリ右上の [プロフィール写真] または [イニシャル] アイコン > [シークレット モードをオンにする] をタップしてください。シークレットモードから戻すには、同様に右上のアイコンをタップします。
まとめ
現在、一部のユーザー環境で Google マップの乗り換え案内機能にクラッシュする不具合が発生しています。通勤や通学などで日常的にこの機能を利用している方にとっては、影響の大きい問題と言えます。
根本的な解決には Google による修正を待つ必要がありますが、それまでの間はシークレットモードを利用することで、この問題を回避できる可能性があります。もしお困りの場合は、一度試してみてはいかがでしょうか。
出典: Android Police