Samsung の次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold 8」において、長年の課題であったディスプレイ中央の「折り目」が、ついに解消される可能性が報じられました。
この情報は Apple 関連の精度の高い予測で知られるアナリスト、ミンチー・クオ氏が、同モデルに折り目をなくす新技術が採用されるとの見方を示したものです。
先日発売された「Galaxy Z Fold 7」は大幅な薄型化・軽量化を遂げた一方で、折り目は依然として残されており、その完全な解消が次期モデルの大きな焦点となっていました。
鍵は “折りたたみ iPhone” と同じ技術
同氏によると、Samsung は「Galaxy Z Fold 8」に、開発中とされる Apple の “折りたたみ式 iPhone” と同じ「レーザードリルディスプレイメタルプレート」という技術を採用するとのこと。この部品が、ディスプレイから折り目を消すための鍵になると見られています。

つまり、ライバルである Apple と同じ技術を用いることで、Samsung も折り目のない、真にシームレスな大画面を実現しようとしているのかもしれません。
折りたたみスマホにおける大きな一歩
2019 年に世界初の折りたたみスマートフォンとして「Galaxy Fold」が登場して以来、この「折り目」は技術的な課題であるとされてきました。
各メーカーが改良を重ね、折り目は年々目立たなくはなってきましたが、完全に消し去ることはできていません。もし Galaxy Z Fold 8 での「折り目ゼロ」が実現すれば、折りたたみ式スマートフォンにおける大きな進化と言えます。
まとめ
今回の情報では、縦折りタイプの「Galaxy Z Flip 8」にも同様の技術が採用されるかについては触れられていません。しかし、フラッグシップモデルである Z Fold で実現すれば、Z Flip シリーズへの展開も期待ができます。
折りたたみスマートフォンにおける最も気になる点の一つが解消される技術の登場は、ユーザーにとって嬉しいニュースとなりますので、今後の開発の進展に期待ですね。