Samsung が開発を進めているとみられる新型のミッドレンジデバイス「Galaxy S25 FE」と「Galaxy Tab S10 Lite」が、認証機関である TUV Rheinland の認証を通過したことが明らかになりました。この認証情報から、両モデルの有線充電速度の仕様が示唆されています。
Galaxy S25 FE は Ultra モデル並みの 45W 充電へ
これまでの Galaxy S シリーズと同様に、Samsung はプレミアムな機能をより手頃な価格で提供する Fan Edition (FE) モデルとして「Galaxy S25 FE」を準備しています。先日、「Galaxy S25 FE」のほぼ全ての仕様がリークされましたが、そのうちアップグレードとして期待されている充電速度について、今回の認証情報から 45W になることが確認されました。
TUV の情報によれば、「Galaxy S25 FE (SM-S731)」は 10V/4.5A または 15V/3A の有線急速充電をサポートしており、これは 45W 充電に相当します。前モデルの「Galaxy S24 FE」が 25W 充電であったことを考えると、これはユーザーにとって嬉しいアップデートになります。

この 45W という充電速度は、標準モデルの「Galaxy S25」や「Galaxy S25 Edge」を上回っており、最上位モデルである「Galaxy S25 Ultra」と同等です。FE モデルが、充電性能において Ultra モデルに並ぶというのは非常に珍しいケースです。
なお、今回の認証では確認されていませんが、「Galaxy S25 FE」はワイヤレス充電をサポートし、マグネットを内蔵しない Qi2 規格を採用すると言われています。
Galaxy Tab S10 Lite の充電速度には情報が異なる
さらに Samsung は、手頃な価格帯の Android タブレットとして期待される「Galaxy Tab S10 Lite」にも取り組んでいます。今回、TUV の情報によると Wi-Fi モデルとセルラーモデルの両方が 25W (9V/2.77A) 充電に対応するとしています。

「Galaxy Tab S10+」や「Tab S10 Ultra」といった上位モデルが 45W 充電に対応することを踏まえると、性能を抑えた Lite モデルが 25W 対応となることは妥当な判断と言えます。
しかし、最近通過した FCC の認証情報では、同モデルが 45W 充電をサポートする可能性が示唆されており、情報が異なっている状況です。この点については、今後の追加情報で明らかになることが期待されます。
まとめ
今回明らかになった情報から、「Galaxy S25 FE」は充電性能のアップグレードが期待でき、ユーザーにとって魅力的な選択肢となる可能性が出てきました。一方で、「Galaxy Tab S10 Lite」の充電仕様についてはまだ不確定な部分も残っており、今後の情報を待つしかありません。
なお、発売時期に関して、FE モデルと Lite モデルは例年通りであれば 2025 年 10 月頃に発表されると予想されます。両デバイスが規制当局の認証を取得し始めていることから、今後数週間のうちに、より詳細な情報が登場する可能性が高いと思われます。
出典: SammyGuru