Android 版の Google Gemini アプリにおいて、過去のチャット履歴を検索できる機能が一部のユーザー向けに展開を開始しました。この機能はすでにウェブ版と iOS 版で提供されており、Android ユーザーにも展開が始まりました。
ナビゲーションからチャットを検索
この新機能が有効になったユーザーは、Gemini アプリを開いてナビゲーションドロワーを表示すると、上部に「チャットを検索」という検索フィールドが表示されます。
このフィールドをタップすると、シンプルな全画面の検索インターフェースに切り替わり、過去の会話履歴からキーワードで特定の情報を探し出すことができます。これまで大量のチャットの中から必要な情報を見つけるのは困難でしたが、この機能によって利便性が大きく向上します。


チャット検索機能は、2025 年 5 月にウェブ版 (gemini.google.com) で先行して導入され、その後 iOS 版にも展開されていました。
UI の段階的な変更と今後の展開
現在、チャット検索機能の展開は一部のユーザーに限られています。同様に、この機能の入り口となるナビゲーションドロワー (ハンバーガーメニュー) や、Gemini オーバーレイの 4 色のグローエフェクト、古いロゴの刷新といった他の UI 変更も段階的に進められています。
なお、筆者の Android デバイスで確認したところ、そもそも新しいナビゲーションデザイン(Gem が上でチャットが下のレイアウト)になっておらず、以前のまま(先にチャットで、下に Gem)となっています。
これらのアップデートは、Google アプリ (バージョン 16.26 の安定版が最近広く展開) とサーバー側のアップデートによって提供されているようで、チャットの検索機能も含めて、今後数週間から数ヶ月かけてすべてのユーザーに展開されていくものと思われます。
出典: 9to5Google