Google の「緊急情報」 アプリが、Android の最新デザイン言語である Material 3 Expressive スタイルへの刷新を進めていることが明らかになりました。
以前報告された「緊急連絡先」 メニューに続き、今回は「医療に関する情報」 と「緊急SOS」 のメニューが新しいデザインになることが示唆されています。これは Android の「設定」アプリで進められている刷新と一貫性のある変更です。
新たなデザイン変更の詳細
この情報は、Android Authority が「緊急情報」アプリのバージョン 2025.06.26.776057895.0-release の APK を解析する中で発見したものです。
新しいデザインは、角の丸い背景を持つメニュー項目、ピル形状のボタン、新しいアイコン、更新されたトグルスイッチ、新しいグラフィックなどが特徴です。
「医療に関する情報」メニューの変更点
「医療に関する情報」メニューでは、以下のような変更が確認されました。
- 画面上部に太字のテキストで見出しが表示される
- 各メニュー項目が、薄い色の背景でグループ化される
- 矢印アイコン付きの「もっと見る」ボタンが、3 点アイコン付きのピル形状ボタンに置き換わる
- 画面下部のアラートメッセージを囲んでいたボックスが削除される
- 「設定を変更」オプションに下線が追加される

「緊急SOS」メニューの変更点
「緊急SOS」メニューにも、一貫したデザイン変更が適用されています。
- 画面上部に太字の見出しと、新しいイラストが追加される
- 「長押しして緊急時のアクションを開始」 の横にあった歯車アイコンが、「設定を変更」オプションに置き換わる
- 「デモを試す」ボタンに新しいアイコンが採用される
- 「緊急時のアクション」の各項目に、コントラストの効いた背景が追加される
- トグルスイッチが有効な場合はチェックマーク、無効な場合はバツ印が表示されるように変更される
- 両ページの左上にある戻る矢印に、円形の背景が追加される

まとめ
今回の「緊急情報」アプリのデザイン変更は、APK 解析によって明らかにされたもので、現時点ではまだユーザーに広く提供されているわけではありません。
そのため、まだ開発中という点で展開されない可能性もありますが、先行して報告された「緊急連絡先」メニューの変更と合わせて、「緊急情報」アプリ全体で Material 3 Expressive へのデザイン統一が進んでいることから、新しいデザインが、近いうちに正式にリリースされる可能性があります。