YouTube が、Web 版の動画プレーヤーにおいて、これまでとは大きく異なる新しいデザインをテスト、あるいは一部ユーザーへの展開を開始した可能性が報告されています。この変更は、Apple 製品で見られるような、透明感のあるデザインが特長ですが、ユーザーからは賛否両論な意見が出ています。
これは 2025 年 7 月 10 日前後から、多くのユーザーが Reddit などでこの新しいデザインについて報告し始めました。まだ全てのユーザーに適用されているわけではなく、大規模なテスト段階の可能性も考えられます。
新しいプレーヤーのデザインの特徴
報告されている新しいデザインでは、再生や一時停止、音量、設定といった各コントロール要素が、それぞれ独立した「バブル」のような見た目に変更されています。これらの要素はわずかに透明感があり、全体的に丸みを帯びたデザインです。このスタイルは、一部で Apple の「Liquid Glass」デザインを彷彿とさせるとも言われています。
ユーザーによって表示されるボタンの数や配置が若干異なるとの報告もあり、Google が複数のパターンを試している可能性があります。


過去の変更とユーザーの反応
YouTube の UI デザインは、これまでも様々な変更が行われてきました。2023 年に導入された動画サムネイルなどの角を丸くするデザインは広く受け入れられましたが、2024 年にテストされた、関連動画の表示位置などを大きく変更するデザインは、ユーザーからの強い反発を受けて中止に至った経緯があります。
今回の新しい動画プレーヤーのデザインに対する反応は、現時点では賛否両論のようです。とはいえ、この変更が今後すべてのユーザーに展開されるのか、それともテストのみで終わるのかは、まだ明らかになっていません。
まとめ
今回の変更は、Web サイト全体というよりは動画プレーヤーという中心機能に絞ったものであるため、過去の例とは異なる反応になるかもしれません。
記事執筆時点では、筆者の環境では確認することができませんが、ユーザーから共有されている画像を見る限り、デザインは変わりましたが、ボタンなどの配置は大きく変わっていないようなので、使い勝手そのものには影響がない可能性があります。
出典: 9to5Google, Reddit