Google フォトに、生成AIを活用して静止画から短い動画を作成する新機能「Remix」が追加される可能性が報告されました。
これは Android Authority が、最新の Google フォト アプリ(バージョン 7.36)の APK 分析によって発見したとして報じています。
この機能はまだ開発段階であり、一般ユーザーは利用できませんが、アプリ内には新しいユーザーインターフェースや機能を紹介するポップアップが追加されており、将来的なリリースに向けた準備が進められている可能性があります。
静止画を動画に変える「Remix」機能
「Remix」は、ユーザーが自身のライブラリにある静止画を、簡単なタップ操作だけで短いビデオクリップに変換できる生成AI機能です。この機能の存在自体は、2025 年 5 月に最初に報告されていました。
新しい UI と機能紹介ポップアップ
今回発見された最新バージョンでは、機能の UI が新しいデザインに更新されています。以前は積み重ねられたピル(錠剤)型のボタンでしたが、新たに「Subtle movements(繊細な動き)」、「Go wild(大胆に)」、「I’m feeling lucky(おまかせ)」という 3 つの大きな長方形のボタンに変更されました。

また、ユーザーが初めてこの機能にアクセスした際に表示されるとみられる、機能紹介のポップアップも追加されています。このポップアップでは、サンプル画像と、そこから Remix 機能によって生成された動画クリップが並べて表示され、どのような機能かが直感的に理解できるようになっています。
さらに、動画を生成する際のアニメーションも更新され、「動画の作成には最大1分かかる場合があります」というテキストが追加されたとのことです。
ただし、Android Authority によると、現時点では Remix 機能を実際に試すことはできず、動画を生成しようとするとエラーが表示される状態です。
まとめ
今回、Google フォトの「Remix」機能に関する進捗が確認されましたが、あくまで開発中のものであり、今後内容が変更されたり、最終的にリリースされない可能性もあります。
とはいえ、Google はこれまでも「消しゴムマジック」や「編集マジック」をはじめとする AI 機能を Google フォトに積極的に統合してきました。この「Remix」機能も、誰もが手軽にクリエイティブなコンテンツを作成できるようにするという、Google の AI 戦略に沿ったものと言えるため、今後のリリースに期待したいですね。