Samsung は、 Android Auto の新しい代替機能として、自動車に最適化された UI をサポートする「Auto DeX」と呼ばれる機能を開発している可能性が報告されました。この機能は、「Auto DeX」に対応していない自動車でも動作する可能性があるようです。
Auto DeX の発見
One UI の情報に詳しい @GalaxyTechie 氏が、Samsung のソフトウェアに「Auto DeX」という新機能があることを発見しました。この機能は Android Auto の代替アプリとして開発されているようで、100 以上のブランドの 8,500 以上の車種をサポートすると言われています。
同氏が公開したスクリーンショットによれば、Android Auto や Apple CarPlay のような UI を備えており、中央のダッシュボードにはマップが表示され、その右側には音楽プレイリストへのショートカットと音楽コントロールウィジェットが配置されています。
左端の垂直なタスクバーには、時刻、アプリのリスト、アプリドロワーのショートカットが表示されています。表示されているアプリには、Bixby、マップアプリ、音楽アプリ、Samsung の電話アプリが含まれています。

なお、スクリーンショットには画面下部に Samsung の 3 ボタンナビゲーションが表示された 2 つ目のタスクバーも示されています。これは、同氏が主張するように、所有する自動車がこの機能をサポートしていない、あるいは自動車を所有していなくても、「ちょっとしたコツをつかめば」スマートフォン上で「Auto DeX」を利用できることに関連している可能性があります。
もし、この機能がスマートフォン単体でが動作するのであれば、Google が数年前に提供を終了したスマートフォン向け Android Auto の代替となる可能性もあります。
まとめ
とはいえ、現時点ではこの機能がいつ、どこで、どのようなアプリをサポートするのかなど、多くの情報はまだありません。スマートフォンでの起動についても、共有された画像を見る限りではネイティブでサポートしているわけではなく、何らかの回避策を使う必要もありそうです。
現在、One UI 8 安定版のリリースが間近に迫っており、今週発表される Samsung の新しい折りたたみ式スマートフォンで登場する予定のため、このタイミングで「Auto DeX」が発表される可能性も考えられます。
出典: 9to5Google