ワコム技術採用の「aiwa pen」が登場。Chromebook でも使えるマルチプロトコル対応スタイラスペン

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アイワマーケティングジャパン株式会社は 2025 年 7 月 3 日、aiwa ブランドの新製品として、ワコムの特許技術を搭載した充電式マルチプロトコル対応タッチペン「aiwa pen」を発表しました。

この新しいタッチペンは、Microsoft Surface シリーズだけでなく、USI (Universal Stylus Initiative) プロトコルを採用する Chromebook をはじめ、様々な PC やタブレットで利用できる高い互換性が最大の特長です。製品は aiwa ダイレクトサイトのほか、各家電量販店やオンラインストアにて順次販売が開始されます。

記事執筆時点では、まだ公式ストアAmazon.co.jp などには掲載されていませんでした。

目次

aiwa pen の主な特長

「aiwa pen」はワコムのアクティブ ES (AES) 特許技術により、複数のプロトコルに対応しています。これにより、特定のメーカーの製品だけでなく、Microsoft Surface シリーズや、近年教育現場やビジネスシーンで普及が進む Chromebook など、幅広いデバイスで 1 本のペンを共有して使用できます。

本体はわずか 11g と軽量なため、長時間の筆記や描画でも疲れにくい設計です。また、1 回の充電で最大 90 時間という長時間のバッテリー駆動も魅力です。ペアリングも不要で、使いたいデバイスですぐに利用を開始できます。

クリエイティブな作業にも対応できるよう、4,096 段階の筆圧検知と傾き検知機能を搭載しています。これにより、線の強弱や濃淡、書き味のニュアンスを繊細に表現することが可能です。ペン先は約 1mm の極細仕様で、細かな文字の書き込みやイラストの描画もストレスなく行えます。

また、ペン本体にはカスタマイズ可能な 2つのサイドスイッチを備えており、使用するアプリに応じて消しゴムやツールの切り替えなどを割り当てることができます。

さらに画面に手のひらを置いた状態で描画しても、ペン先のみを認識して誤作動を防ぐ「パームリジェクション」に対応しています。

仕様と価格

「aiwa pen」の主な仕様は以下の通りです。

  • 筆圧検知: 4,096 段階
  • 傾き検知: 対応
  • ペン先: 約 1mm
  • サイドスイッチ: 2 個
  • 対応規格: AES 1.0、AES 2.0、WGP、MPP 2.0、USI 1.0、USI 2.0
  • バッテリー駆動時間: 最大 90 時間
  • 充電方法: USB-C
  • サイズ: 長さ 145mm、直径 9mm
  • 本体重量: 約 11g
  • その他: パームリジェクション対応、ペアリング不要

市場想定価格は 7,980 円と、一般的なスタイラスペンに比べるとやや値が張りますが、様々なプロトコルに対応かつ充電式と考えればスタンダードかやや手頃といえます。

まとめ

今回登場した「aiwa pen」は、特に複数のデバイスを所有しているユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となりそうです。

特に、Chromebook ユーザーにとっては、USI 1.0 と USI 2.0 の両規格に互換性があり、もともと対応するスタイラスペンが限られているなかで、手頃な価格で購入できる点は嬉しいですね。また、Chromebook だけでなく Pixel Tablet やその他の PC 、タブレットでも使えるため、ペンを 1 本だけで使いまわしたいユーザーにも良さそうです。

「aiwa pen」の詳細については、公式サイトをご覧ください。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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