Samsung が開発を進めている手頃な価格の新型タブレット「Galaxy Tab S10 Lite」の発表が近づいている可能性が示唆されました。以前、Geekbench に登場したのに続き、今回はソフトウェアのテストが開始されたことが報告されています。
新たにソフトウェアテストが開始
X ユーザーの @Alfatürk 氏は、Samsungのサーバー上でモデル番号 「SM-X406B」 を持つデバイスのファームウェアを発見したことを報告しました。このモデル番号は、以前から開発が噂されている「Galaxy Tab S10 Lite」に関連するものとみられています。
発見されたファームウェアのビルド番号は 「X406BXXU0AYF9」 で、Android 15 をベースにした One UI 7 でテストが行われているようです。ただ、これは最終的なビルドではなく、発売時にはより新しい One UI 8 が搭載されると予想されます。
Geekbench への登場に続く今回の発見は、ハードウェアの開発が完了し、ソフトウェアの最終調整段階に入ったことを示唆しており、正式な発表が近いことを期待させます。

「Galaxy Tab S10 Lite」のスペックと位置づけ
以前の Geekbench の情報によれば、「Galaxy Tab S10 Lite」は Samsung Exynos 1380 プロセッサを搭載し、6GB または 8GB の RAM を備える可能性があります。
ベンチマークスコアは、シングルコアが 782、マルチコアが 2,637 と報告されており、ミッドレンジデバイスとしての性能が期待されます。

名前から想像できるかもしれませんが、このタブレットは、2024 年末に発売された「Galaxy Tab S10」シリーズと、今年 4 月に登場した「Galaxy Tab S10 FE」の下に位置する、最も手頃な価格のモデルとなる見込みです。
なお、Galaxy Tab S10 FE は Exynos 1580 チップセットを搭載しており、このチップはシングルコアが 1,000 前後、マルチコアが 3,600 前後というベンチマークスコアを獲得していました。これは 2021 年のフラッグシップレベルの性能を備えています。
発売時期の予測
発売時期について、一部では今年 10 月に発表が噂される次期フラッグシップモデル「Galaxy Tab S11」および「Tab S11 Ultra」と同時に発表される可能性が指摘されています。
しかし、廉価モデルをフラッグシップと同時に発表することは考えにくいため、特別なイベントは開催せず、公式サイトで静かにリリースされる可能性も考えられます。
出典: SamMobile