Samsung は Galaxy S25 シリーズ向けとなる、Android 16 ベースの One UI 8 安定版のファームウェアをサーバー上に準備していることが明らかになりました 。これは 2025 年 7 月 9 日に開催が予告されている Galaxy Unpacked イベント後、正式にリリースされる可能性を示唆しています 。
発見された One UI 8 安定版ビルド
今回、「Galaxy S25 Ultra」 向けの最新ファームウェアとして、ビルド番号 「BYFB」 を持つものが確認されました。
通常、ベータ版のファームウェアはビルド番号の3番目の文字が 「Z」 となりますが、今回発見された 「B」 は、このビルドがベータ版ではなく、一般公開に近い安定版、いわゆる 「リリース候補版 (Release Candidate)」 であることを強く示唆しています。
Samsung は、7 月 9 日の Unpacked イベントで発表される次期折りたたみ式スマートフォン (Galaxy Z Fold 7 / Z Flip 7) に One UI 8 を搭載すると言われており、その後まもなく Galaxy S25 シリーズへも展開する計画である可能性が高いです。
2025 年 5 月から開始された S25 シリーズ向けのベータプログラムが順調に進んでいることも、この早期リリースを後押ししていると考えられます。
One UI 8 の新機能と改善点
One UI 8 は、大規模な機能刷新というよりも、既存機能の改善に重点を置いていると言われています。今回発見されたビルドでは、以下の点が報告されています。
- 主な改善点
- よりスムーズになったアニメーション
- 洗練された Galaxy AI ツール
- 有効化が確認された新機能
- ダイナミックロック画面クロック: 壁紙のデザインを認識し、それに合わせて形状が変化する新しい時計スタイル。
- AIによる壁紙提案: ギャラリー内の画像をAIが分析し、壁紙に最適なものを提案。
- ライブキャプション: 通話中の会話をリアルタイムでテキスト化。




アップデート対象モデルと注意点
One UI 8 は、Galaxy S25 シリーズへの展開後、S24、S23、S22 といった既存のフラッグシップモデルにも、Samsung のベータロードマップに従って順次提供される予定です。
ただし、ベータプログラムの一部の Galaxy S シリーズでディスプレイに関する問題が報告されたこともあり、リリース直後に飛びつかず、配信開始から1〜2週間ほど他のユーザーの反応を見てから適用するのが安心かもしれません。
とはいえ、日本ではグローバルから少し間をおいて展開される傾向にあるため、このような影響は最小限で済む可能性はあります。
まとめ
Galaxy S25 シリーズ向けの One UI 8 (Android 16) が、すでにリリース候補版の段階に達している可能性が高いというのは、ユーザーにとって非常に楽しみなニュースです。
大きな変更はないかもしれませんが、アニメーションの改善や AI 機能の強化など、日々の使い勝手を向上させるアップデートとなりそうです。
7 月 9 日の Galaxy Unpacked での新製品発表と、既存の Galaxy デバイス向けのアップデートの正式リリースに期待です。
出典: SamMobile