ユニークなスマートフォンを多数リリースする Unihertz は、物理 QWERTY キーボードを搭載した Android スマートフォン「Titan 2」を正式に発表しました。また、正式発表に伴い、クラウドファンディングキャンペーンを Kickstarter で開始しています。
Titan 2 は、2019 年の初代「Titan」、2021 年のコンパクトモデル「Titan Pocket」、そして 2022 年の薄型モデル「Titan Slim」に続く、Titan シリーズの第 4 弾となります。
Unihertz Titan 2 の主な仕様と特長
Titan 2 は、解像度 1440 x 1440 ピクセルの 4.5 インチディスプレイを搭載し、120Hz のリフレッシュレートに対応しています。背面には、カメラモジュールに組み込まれた 2 インチのセカンダリディスプレイ (410 x 502 ピクセル) も備えており、通知やウィジェットの表示、自撮り撮影時のプレビュー画面として機能します。

メイン画面の下には、より良い触覚フィードバックのために再設計された物理 QWERTY キーボードが配置されています。このキーボードは、スワイプジェスチャーや、すべてのキーへのショートカット割り当てをサポートしています。

デザインは完全に Blackberry Passport を意識しており、ニッチですが物理キーボードスマートフォンを求めていたユーザーには刺さるユニークな 1 台となっています。
パフォーマンス、バッテリー、カメラ
Titan 2 には、MediaTek の Dimensity 7300 プロセッサが採用され、12GB の LPDDR5 RAM と 512GB の UFS 3.1 ストレージを搭載しています。バッテリー容量は 5,050mAh で、USB-C ポートを介した 33W の急速充電に対応します。
リアカメラは、50 MP のメインカメラ、3.4 倍の光学ズームを備えた 8 MPの望遠カメラを搭載しています。フロントカメラにはオートフォーカスに対応した 32MP を採用しました。

OS とその他の機能
OS には Android 15 を採用。その他、デュアル SIM、NFC、Bluetooth 5.4、赤外線ポート、Wi-Fi 6、デュアルバンド GPS、FM ラジオ、指紋センサーなど、多くの実用的な機能を備えています。
本体は耐久性を重視した設計でありながら、重量は 235g 、厚さは 10.8mm と、前モデルから大幅な薄型化を実現しています。従来のモデルは重すぎることがネックだったため、235g であればまだ許容範囲と言えます。
価格と発売時期
Unihertz Titan 2 は、現在 Kickstarter のクラウドファンディングキャンペーンを通じて先行予約が可能です。早期支援者向けの価格は 269 ドルで、一般小売価格は 399 ドル前後になる予定です。出荷は 2025 年 10 月に開始される予定です。
なお、記事執筆時点では最安値となる Super Early Bird (229 ドル)と次点安値の Early Bird (249 ドル)はすでに予定数を満たしています。
まとめ
Unihertz Titan 2 は、前世代から軽量化とパフォーマンスの向上が期待できる、ユニークな物理キーボード搭載 Android スマートフォンとなります。
実際に使ってみるまでは分かりませんが、物理キーボードを求めているユーザーにとっての新たな選択肢になるかもしれません。
ちなみに筆者も Early Bird でプレッジしており、届くことを楽しみにしています。
出典: Unihertz