Xiaomi、HyperOS 2.2 のグローバル展開を開始。ヨーロッパでは9機種が対象

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Xiaomi は、約 2 ヶ月間の中国国内での先行リリースを経て、Android 15 をベースにした最新のユーザーインターフェース「HyperOS 2.2」のグローバル展開を正式に開始しました。

今回のアップデートはヨーロッパ市場が先行しており、記事執筆時点では 9 機種を対象に洗練されたアニメーションやユーザーエクスペリエンスの向上がもたらされます。

目次

HyperOS 2.2 のアップデート対象デバイス

現在、ヨーロッパ経済領域 (EEA) において、以下の 9 つのデバイスが Mi Pilot テスターおよび POCO Tester 向けにアップデートの対象となっています。

  • Redmi Note 13 Pro+ 5G (2.0.201.0.VNOEUXM)
  • Redmi Note 14 Pro 5G (2.0.202.0.VOOEUXM, Mi Pilot Release)
  • POCO X7 Pro (2.0.201.0.VOJEUXM, POCO Tester Release)
  • Xiaomi 14T Pro (2.0.203.0.VNNEUXM, Mi Pilot Release)
  • Xiaomi 15 (2.0.201.0.VOCEUXM, Mi Pilot Release)
  • Xiaomi 15 Ultra (2.0.202.0.VOAEUXM, Mi Pilot Release)
  • Redmi Note 13 (2.0.201.0.VNHEUXM, Mi Pilot Release)
  • Redmi 13/POCO M6 (2.0.201.0.VNTEUXM, Mi Pilot/POCO Tester Release)
  • Redmi Pad Pro 5G (2.0.201.0.VFSEUXM, Mi Pilot Release)

現時点ではベータテスター向けの限定的なリリースですが、今後、他の市場やデバイスへも順次拡大される予定です。

HyperOS 2.2 の主な新機能と改善点

今回のアップデートには、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための多くの改善が含まれています。

システムアニメーションとビジュアルの向上

HyperOS 2.2 では、システム全体のアニメーションが最適化され、より滑らかな視覚体験が実現されています。これまで報告されていたアプリケーション画面のちらつきや、一貫性のない画面遷移といった問題が修正され、操作の信頼性が向上しました。

また、デスクトップの壁紙にぼかし効果が追加されたほか、アイコンテキストの影が強化され、より洗練された UI となっています。

HyperConnect 機能

「HyperConnect」と呼ばれる新機能が追加されました。これは、インターネット接続がない状況でもボイスチャットを可能にする機能です。ネットワーク環境が不安定な場所や災害時など、困難な状況下でも安定したコミュニケーションを維持することを目指しています。

カメラ機能の改善

カメラアプリケーションも大幅に再設計され、特にプロフェッショナルモードではレイアウトが改善され、新しいスタイルプリセットが追加されました。また、ウォーターマーク機能もカスタマイズ性が向上し、より多彩な表現が可能になります。

ロック画面とステータスバーの改善

ユーザーはロック画面のカスタマイズ機能の恩恵も受けられます。新しい壁紙のレンズ効果や、指紋認証時のアニメーションが追加されました。さらに、ステータスバーでサポートされるアイコンが増え、通知管理も改善されています。

今後の展開とベータテストについて

前述の通り、HyperOS 2.2 は現在、ヨーロッパの Mi Pilot テスターに限定して提供されています。Xiaomi は今後、以前に Android 15 ベースの HyperOS 2 アップデートを受け取った約 100 機種を対象に、アクセスを拡大していく計画です。一般ユーザー向けの広範な展開も間もなく行われると予想されます。

なお、HyperOS のベータテストに参加するには、いくつかの条件があります。まず、最新バージョンの Mi Community アプリをダウンロードしていることが必須です。また、使用しているデバイスがサポート終了 (EOL) 状態になっていないことも条件となります。

まとめ

Xiaomi HyperOS 2.2 のグローバル展開は、まずヨーロッパのテスター向けに開始されました。アニメーションの改善や HyperConnect といった新機能、カメラアプリの刷新など、多くのアップデートが含まれています。

現在は限定的なリリースですが、今後より多くのデバイスと地域で利用可能になることが期待されます。

出典: XiaomiTime

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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