こちらも当初のレンダリング画像から大きな変化があった Samsung の次世代折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Z Flip 7」ですが、新たなレンダリング画像がリークされました。
この画像は Android Headlines によるもので、「Blue Shadow」と「Jet Black」の 2色とみられるレンダリング画像が公開され、カバーディスプレイのデザイン変更を改めて確認することできます。
大型化したカバーディスプレイ
当初のレンダリング画像では、カバーディスプレイは現行 Galaxy Z Flip 6 と変わらないフォルダ型のデザインになるとされていましたが、その後に外面全体を覆うフルサイズのカバーディスプレイが搭載される可能性が示唆されました。


今回のレンダリング画像でも同様にデザインが変更されており、すでに Motorola が Razr シリーズの上位機種で採用しているデザインと似ています。
ただし、現時点では Motorola のようにカバーディスプレイ上ですべてのアプリが使用可能になるかはわかっていません。なお、現行モデルでは、Samsung Labs の設定を通じて一部の限られたアプリしか利用できず、この制限が解消されるかどうかが、Galaxy Z Flip 7 の使い勝手を大きく左右する重要なポイントとなりそうです。


本体はさらに薄型化へ
リークされた画像からは、Galaxy Z Flip 7 が前モデルの Galaxy Z Flip 6 と比較して、大幅に薄型化されていることも確認できます。

Galaxy Z Flip シリーズは、もともと Galaxy Z Fold シリーズほど厚みが課題とされていたわけではありません。しかし、折りたたみスマートフォンにとって、薄さと軽さは常にユーザーが求める改善点であり、歓迎すべき変更となります。
スペックに関する噂
これまで、Galaxy Z Flip 7 のスペックに関するいくつかの噂が伝えられています。
パフォーマンス
プロセッサには、Qualcomm の「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」が搭載される見込みです。これは、Motorola Razr Ultra に搭載されている Snapdragon 8 Elite のオーバークロック版であり、プライムコアの最大クロック周波数は約 4.47GHz に達するとされています。メモリ (RAM) は 12GB、ストレージは 128GB から 512GB の構成が予測されており、これまでで最もパワフルなフリップスマートフォンとなることが期待されます。
カメラとバッテリー
一方で、カメラとバッテリー容量については、大きな変更はないようです。
カメラは 50MP のメインカメラと 12MP の超広角カメラという構成が維持される見込みです。
また、バッテリー容量も約 4,000mAh で据え置きと予測されています。これは、競合の Motorola Razr シリーズが提供するバッテリー容量を下回っており、ディスプレイの大型化と高性能プロセッサの搭載を考えると、実際のバッテリー持続時間がユーザーにとって懸念点となる可能性があります。
まとめ
今回リークされた Galaxy Z Flip 7 の情報は、特にカバーディスプレイの大幅な進化を示唆しており、これによりデザインだけでなく、閉じた状態での利便性が向上する可能性も期待できます。
Samsung は、来月にも開催が噂される「Unpacked」イベントで、Galaxy Z Flip 7 と Galaxy Z Fold 7 を正式に発表するとみられています。具体的な日程として、7 月 9 日という情報も出ています。
なお、今回のリークでは Galaxy Z Fold 7 のレンダリング画像も登場しています。