Google の音楽ストリーミングサービス YouTube Music は、楽曲の歌詞を画像として共有する新機能を Android と iOS の両方で広く展開を開始しました。
この機能は、当サイトでも 4 月にお伝えしたように、一部のユーザーを対象にテストが開始されていましたが、今回、無料および有料 (Premium) ユーザーを含む、より多くのユーザーが利用できるようになります。
新機能「歌詞の共有」の詳細
「歌詞の共有」機能は、再生中の楽曲から好きな部分の歌詞を選び、アルバムアートなどが含まれた画像として保存・共有できる機能です。歌詞の選択は最大 5 行まで可能で、それ以上選択すると選択範囲はリセットされる仕組みです。
共有の手順
この機能が利用可能になると、以下の手順で歌詞を画像として共有できます。
- 楽曲の再生画面を開き、「歌詞」タブに切り替えます。
- 画面下部に新しく表示される「共有」ボタンをタップします。
- 「歌詞を選択」画面で、共有したい歌詞を最大 5 行までタップして選びます。(5 行を超えて選択すると、選択がリセットされる仕様です)
- 「次へ」をタップするとプレビュー画面が表示され、10 種類の背景デザインから好きなものを選択できます。最初のデザインは、再生画面の背景と一致したものが適用されます。
- 生成された画像には、選択した歌詞に加え、左上にアルバムアートワーク、曲名、アーティスト名が表示され、下部には YouTube Music のロゴが入ります。
- 最後に、画像をデバイスに「画像を保存」するか、標準の共有機能を使って他のアプリに直接します。

展開状況と注意点
この歌詞共有機能は、Android および iOS 向けの YouTube Music アプリ、バージョン 8.24 以降で利用可能です。無料ユーザーと有料の Premium ユーザーの両方が対象となります。
ここ数週間でより多くのユーザーに展開が進んでいるようですが、もしご自身のアプリでこの機能が見当たらない場合は、一度アプリを完全に終了(強制停止)してから再度起動してみることをお勧めします。
まとめ
今年 4 月からテストされていた YouTube Music の歌詞共有機能が、ついに正式展開となりました。これまで一部のユーザーに限られていましたが、今回のアップデートにより、Android、iOS、無料・有料を問わず、多くのユーザーがこの便利な機能を利用できるようになります。
Spotify などの他のサービスではすでにお馴染みの機能でしたが、YouTube Music ユーザーも同じように、手軽に歌詞を共有できるようになりました。
出典: 9to5Google