Google 時計アプリの最新アップデート v7.14 の配信が開始され、Google の新しいデザイン言語「Material 3 Expressive」への移行がトグルスイッチから開始していることが報告されました。
v7.14 での変更点:トグルスイッチの刷新
Android Authority によると、現在確認できる最も分かりやすい変更点として、アプリ内のトグルスイッチのデザインがあるようです。アラーム一覧画面や設定メニューで使われているトグルが、よりモダンな外観に更新されました。
具体的な変更点は以下の通りです。
- デザイン: より太く、丸みを帯びた形状になりました。
- オフの状態: スイッチがオフのときにも、アウトラインが表示されるようになりました。
- 配色: わずかに明るい配色が採用されています。
この変更は、Android 16 QPR1 Beta で導入されている設定アプリなどのデザインと同じものです。

v8.0 での大幅な刷新に向けた準備
今回のトグルスイッチの変更は、将来のバージョン 8 で予定されている、より大規模なデザイン刷新の準備段階と見られます。
Material 3 Expressive は、従来の Material You をさらに発展させたデザイン言語で、より個性的で表現力豊かな UI を特徴とします。Google I/O などで示されているように、大胆なタイポグラフィやコンポーネントの形状変化、よりダイナミックなカラー表現などが取り入れられると考えられます。
バージョン 8 で予定されている主な変更点としては、以下のようなものがリークされています。
- 大きなフォント: 時計表示などで、より大きく大胆なフォントが採用
- アラーム作成パネルの更新: アラームを設定する際の UI が刷新
- 壁紙ベースの背景: 現在のシンプルな背景から、スマートフォンの壁紙に基づいたデザインへと変更
これらの大きな変更はまだ実装されていませんが、今回の v7.14 でのデザイン変更は、Google が段階的にユーザーを新しいデザインに慣れさせようとしていることを示唆しています。
まとめ
Google Clock v7.14 で始まったデザインの微調整は、Material 3 Expressive への本格的な移行に向けた第一歩となります。現時点ではトグルスイッチという小さな変更に留まっていますが、次期メジャーバージョンアップデートにより、大きくデザインが刷新される予定です。
なお、記事執筆時点では、筆者の環境では v7.13 となっており、この変更を確認することはできませんでした。また、v7.14 にアップデートした一部のユーザーからもこの変更が確認できないという報告もあり、サーバーサイドでの段階的な展開など、全てのユーザーに一度に提供されるわけではない可能性もあります。