Samsung の次期フラッグシップモデル 「Galaxy S26 Ultra」 に関する新たなリーク情報として、バッテリー容量と充電速度は現行モデルから据え置かれる可能性があることが報告されました。
この情報は、ここ最近 Galaxy デバイスに関するリークを行っている @PandaFlashPro 氏によるもので、これが事実であれば、バッテリー性能の向上を期待していたユーザーにとっては、残念なニュースとなるかもしれません。
Galaxy S26 Ultra のバッテリー性能に大きな変化はない可能性
現時点ではまだ確定ではありませんが、Samsungは 「Galaxy S26 Ultra」 のバッテリー容量をアップグレードする計画はまだないようです。仮に容量が増加したとしても、5,400mAh 未満に留まると伝えられています。これは、一部で噂されていた高密度バッテリーの採用を、現時点では見送る可能性が高いことを示唆しています。
これまで Samsung は、Galaxy S26 シリーズでシリコンカーボンバッテリーの導入を「検討」していたが、最近になってバッテリーの外装にステンレス鋼素材ケース(SUS CAN)を採用する可能性が報告され、少なくともシリコンカーボンバッテリーは導入されない可能性が高いと言われていました。
一方で、プロトタイプには 5,500mAh バッテリーが搭載されていることなども噂されており、大きなアップグレードはないものの、容量が増加する可能性も示唆されていました。
しかし、今回の情報からは次期モデルも現行機と同様に5,000mAhのバッテリーを搭載し続ける可能性も捨てきれないようです。Galaxy S シリーズの Ultra モデルは、2020 年の登場以来、5,000mAh のバッテリー容量を維持してきました。
さらに、残念なニュースとして、充電性能についても現行の 45W 有線急速充電が維持されるとしています。ワイヤレス充電に関する言及はありませんでしたが、バッテリー容量と有線充電速度に関しては、大きな進化は期待できないかもしれません。
中国メーカーとの差とユーザーの期待
5,000mAh というバッテリー容量は決して小さいわけではなく、Samsung はこれまでもソフトウェアや機能の最適化によって、バッテリー駆動時間を延ばすことを実現してきました。
しかし、近年では OnePlus 13 が 6,000mAh のバッテリーを搭載し、あるいはそれ以上の容量を搭載した中国メーカーのスマートフォンなど、より大容量のバッテリーを搭載する傾向にあります。また、充電速度に関しても、最大 150W の急速充電に対応するスマートフォンも存在します。
こうした状況を考慮すると、スペック上での変化がないことは、一部のユーザーをがっかりさせる可能性があります。
バッテリーよりも「薄さ」を重視する戦略か
今回、Samsungがバッテリー性能の向上を見送る可能性がある背景には、同社がデバイスの「薄型化」を重視する戦略があるのかもしれません。
最近リリースされた Galaxy S25 Edge では、Galaxy S25+ と同等のディスプレイサイズや仕様を備えつつ、薄さと軽さを重視するためバッテリー容量をベースモデルの Galaxy S25 と同等程度までに落としています。それにより、一部のユーザーからバッテリー駆動時間の問題が指摘されています。
まとめ
今回は Galaxy S26 Ultra のバッテリーに関するリークでしたが、あくまでリークであり、最終製品とは異なる可能性があります。また、以前のプロトタイプに関連した噂とは異なる内容でもあるため、Samsung が複数のプロトタイプを作成して様々なバリエーションでテストしている可能性があります。
とはいえ、最近の Samsung はアップグレードには消極的で、むしろ薄さを重視する傾向にあるため、今回のような大きなアップグレードがない(前世代を維持する)という方向性もあり得ないことではありません。それでも、5,000mAh を超える可能性もあるのは救いでしょうか。
いずれにしても、現時点ではまだ確定的な情報はないため、今後の進展に期待です。
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