Google ドライブ内の Gemini の Gemini に新機能「Catch me up」コマンドが導入されました。この機能を使うことで、Google ドライブ内のファイルに対する変更履歴を簡単に把握できるようになります。
新機能の概要
新たに追加された「Catch me up」コマンドは、ユーザーが最後に閲覧してからの Google ドライブ内の関連ファイルに加えられた変更を Gemini が特定し、その概要を提供する機能です。これにより、ユーザーはファイルの最新情報を素早く確認し、常に状況を把握できます。
具体的には、Google ドキュメントでの編集や、ドキュメント、スプレッドシート、スライドでの新しいコメントなどが変更点として識別されます。この機能は、情報の概要を分かりやすくまとめることで、ユーザーの作業効率向上に貢献します。
利用方法と利用対象
Google ドライブのホーム画面上部に表示される「Catch me up」の提案(ナッジ)をクリックすると、Gemini サイドパネルが開き、変更点の概要が箇条書きで表示されます。
特定のドキュメントについては、Gemini がそのファイルを最後に閲覧してからの変更点を特定し、概要を提供します。ファイルリストでファイル名の横に表示される Gemini の丸いアイコン(未確認の変更があることを示します)を直接クリックするか、ファイルを選択した後に選択ツールバーの「Catch me up」をクリックすることで、要約を表示できます。

この機能は、即時リリースおよび計画的リリースドメインにおいて、2025 年 6 月 3 日より最大 15 日かけて段階的に展開されます。
利用可能な Google Workspace ユーザーは次のとおりです。
- Business Standard および Plus
- Enterprise Standard および Plus
- Gemini Education または Gemini Education Premium アドオンの利用ユーザー
- Google One AI Premium
- Gemini Business / Enterprise
まとめ
今回の「Catch me up」機能の追加は、Google ドライブを日常的に利用するビジネスユーザーにとって便利なアップデートです。特に、チームなど複数人での共同作業がメインの場合、多数のファイルの中から自分に関連する変更を見つけ出すことは大きな負担となります。この機能により、Gemini がその手間を大幅に削減することが期待できます。
筆者の複数の Google Workspace アカウントで確認してみましたが、記事執筆時点ではまだ機能は展開されていませんでした。