Xiaomi は複数のデバイスを開発中であることが以前から報じられていますが、最近Bluetooth SIG の認証を通過したデバイスの中に、新しい 12.5 インチタブレットの Xiaomi Pad 7S Pro が含まれていることが確認されました。
この情報は Weibo のリーカー Digital Chat Station 氏によって共有されたもので、同氏によれば Xiaomi Pad 7S Pro は今月中に中国で発表される可能性があるとも伝えています。
新たに認証された Xiaomi デバイス
今回、Bluetooth SIG のデータベースで確認された主なデバイスは以下の通りです。
- Xiaomi Pad 7S Pro 12.5 インチモデル
- Xiaomi 15 Ultra 向け Fashion Imaging Kit
- Xiaomi Watch S4 41mm
このうち、Xiaomi Pad 7S Pro については先日にもスペックに関するリークがありました。

Xiaomi Pad 7S Pro の噂
Xiaomi Pad 7S Pro には、例えば 12.5 インチの LCD ディスプレイや 120W の有線充電に対応する可能性が示され、前モデルの Snapdragon 8 Gen 2 チップセットから Xiaomi が独自開発した Xring O1 チップが採用される可能性も示唆されています。
この Xring O1 チップは、先月中国で発表された Xiaomi 15s Pro や Xiaomi Pad 7 Ultra にも搭載されています。
スマートフォンでの Xring O1 チップのパフォーマンスは、外部モデムや発熱の問題により若干の影響を受けるとの初期ユーザーフィードバックがありましたが、タブレットのより大きな筐体サイズはこれらの課題を解決する可能性があります。
また、公開されていたベンチマークから、Qualcomm のフラッグシップチップ Snapdragon 8 Elite に近づくレベルとなっており、特に Xiaomi HyperOS と組み合わせた場合に、CPU パフォーマンスの向上と全体的な動作の滑らかさが期待できるとされています。
一方で、Xiaomi Pad 7S Pro 自体はすでに発表されている Xiaomi Pad 7 Ultra の OLED パネルから LCD パネルへとダウングレードされることから、価格帯が抑えられる可能性があります。
もし、Pad 7S Pro に Xring O1 が搭載され、価格も抑えられた場合、Xiaomi の独自チップが多くのユーザーの手に届きやすくなるかもしれません。
まとめ
Xiaomi Pad 7S Pro は、Bluetooth SIG 認証の通過により、その発表が間近に迫っていることを示唆しています。
特に独自開発チップ Xring O1 の搭載が実現すれば、パフォーマンスと価格のバランスが取れた魅力的なタブレットとなる可能性があります。
一方で、現時点では Xiaomi Pad 7S Pro が中国市場限定となるのか、あるいはグローバル展開されるのかは不明です。
日本では前世代の Pad 6S Pro はリリースされており、それ以外の Xiaomi Pad シリーズも最近のモデルは販売される傾向にあります。そのため、もしグローバルで展開されることになれば、新しい Pad 7S Pro の登場も期待できます。
とはいえ、発表時期についても憶測の域を出ないため、今後の情報に期待です。
出典: Weibo, Gizmochina