以前より噂されていた、Samsung 次期 Galaxy Z Flip 7 への Exynos 2500 チップセット搭載の可能性を裏付けるように、同スマートフォンとみられるデバイスが Geekbench に登場し、そのベンチマークスコアとチップセットの仕様詳細が明らかになりました。
Exynos 2500 搭載 Galaxy Z Flip 7 の Geekbench スコア
Geekbenchのリストによると、Exynos 2500を搭載したGalaxy Z Flip 7(モデル名SM-F766U、米国キャリア版とみられる)は以下のスコアを記録しました。
- シングルコアスコア: 2,012
- マルチコアスコア: 7,563
また、このベンチマークテストでは、12GB の RAM を搭載し、OS には Android 16 (One UI 8.0) を採用したモデルが使用されたことが示されています。
さらに、チップセットは以下の 10 コア構成であることも確認されました。このコア構成は、過去に Galaxy S25 シリーズ向けとして噂されていたチップのベンチマーク情報と一致しています。
- 3.30GHz ×1
- 2.75GHz ×2
- 2.36GHz ×5
- 1.80GHz ×2

これらの情報から、Exynos 2500 は、競合する Qualcomm 製チップセットと比較した場合、Snapdragon 8 Gen 3 と同程度のパフォーマンスになる可能性が高いと考えられます。これは、現行の最上位モデルである Snapdragon 8 Elite や MediaTek Dimensity 9400 などには及ばないことを示唆しています。
なお、今回 Geekbench に登場したモデル(SM-F766U)は Galaxy Z Flip 7 の米国向けとみられるため、グローバル市場においても Snapdragon ではなく Exynos が搭載される可能性を示唆しています。
まとめ
これまで Exynos 2500 チップに関する情報は、主に Galaxy S25 シリーズでの搭載を前提としたベンチマークスコアに限られていましたが、今回初めて Galaxy Z Flip 7 とみられるデバイスでの搭載を示唆する具体的な情報が登場しました。
しかし、そのスコアはこれまでの情報と同様に、現状の最上位フラッグシップチップセットの性能には届かないことを改めて示唆するものとなっています。
コア自体は決して低いものではありませんが、フラッグシップモデルとして期待される最高レベルのパフォーマンスからは一歩譲る可能性があり、この点は一部のユーザーにとっては懸念材料となるかもしれません。
一方、同時に発表されると予想される Galaxy Z Fold 7 には「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」が搭載されるとの噂もあり、これが事実であれば両モデル間での性能差はさらに顕著になる可能性があります。
Galaxy Z Flip 7 および Galaxy Z Fold 7 は、今年の7月初旬に米国ニューヨークでの発表が噂されています。
出典: Geekbench. PhoneArena