Google は 2025 年 5 月 19 日 (米国時間)、Gmail に搭載された Gemini による Google カレンダー連携機能が、Android および iOS のモバイルアプリでも利用可能になったことを発表しました。これにより、ユーザーは外出先でも Gmail アプリから直接、AI アシスタントを通じてカレンダーの操作や確認がより簡単に行えるようになります。
モバイル版 Gmail で Gemini を使ったカレンダー操作が可能に
今回のアップデートにより、これまでウェブ版で提供されていた Gmail 上の Gemini を介した Google カレンダー連携機能が、Android および iOS の Gmail アプリでも利用できるようになります。
具体的には、以下の操作が可能です。
- 予定の作成、削除、編集: Gemini に話しかけることで、カレンダーに新しい予定を追加したり、既存の予定を削除・編集したりできます。作成された予定の鉛筆アイコンをタップすると、予定の情報を簡単に更新できます。予定自体をクリックすると、Google カレンダーアプリでその予定の詳細が開きます。
- 毎日のスケジュールの確認: Gemini に尋ねることで、その日の予定を教えてもらうことができます。
このアップデートにより、使用しているデバイスに関わらず、Gmail 内の Gemini を通じてカレンダー機能へのアクセスが簡単になります。これにより、移動中や外出先でも、よりスムーズに予定の作成や確認、変更ができるようになり、生産性の向上が期待できます。
Gmail を切り替える必要なく特定の日付などの予定を確認したい場合には便利だと思いますが、実際に触ってみたところ、単なる予定の確認であればプロンプトを入力する間に Google カレンダーアプリを開く方が早いかもしれません。


対象ユーザーと展開
この機能は即時リリースおよび計画的リリースドメインのユーザーに、2025 年 5 月 19 日より最大 15 日かけて段階的に展開されています。日本語を含む 28言語で利用でき、管理者が「ユーザーのスマート機能とパーソナライズ設定」を有効にしている場合、すべてのエンドユーザーが利用可能です。
また、この機能は Google One AI プレミアムを含む、以下の Google Workspace エディションで利用可能です。
- Business Starter, Standard, Plus
- Enterprise Starter, Standard, Plus
- Google One AI Premium
- Gemini Education または Gemini Education Premium アドオン
- 以前に Gemini Business および Gemini Enterprise を購入したユーザー
まとめ
Gmail のモバイルアプリに Gemini を介したカレンダー連携機能が追加されることで、場所を選ばずに、より直感的かつ効率的にスケジュール管理ができるようになります。日常的に Gmail と Google カレンダーを利用しているユーザーにとっては、作業効率をさらに高める便利なアップデートとなりました。