YouTube は、米国のユーザー向けに週間トップポッドキャスト番組チャートの提供を開始しました。この新機能により、ユーザーは YouTube 上で人気のポッドキャスト番組を発見しやすくなります。
YouTube の新しいポッドキャストチャートとは
今回 YouTube が新たに導入した「週間ポッドキャスト番組チャート」は、米国内で視聴されたポッドキャスト番組のトップ 100 をランキング形式で表示するものです。初回のチャートは 5 月 5 日から 5 月 11 日までのデータに基づいており、毎週水曜日に前週のランキングで更新される予定です。
現在このチャートは米国限定の機能ですが、Google は今後他の地域への展開も計画しているとのことです。なお、日本からでも URL にアクセスすることで、「UNITED STATES – ポッドキャスト番組ウィークリー ランキング」として見ることができます。
ランキングの基準
ランキングは、チャンネルがポッドキャストとして指定したプレイリストの総再生時間 に基づいて決定されます。 これは、Spotify が最近発表した再生回数ベースのランキングとは異なるアプローチです。 総再生時間を基準にすることで、エンゲージメントの高い長編ポッドキャストも評価されやすくなる可能性があります。
ただし、クリップやショート動画のみ、またはそれらが大部分を占めるプレイリストはランキングの対象外となります。 また、このチャートは全体の視聴傾向のみに基づいており、個々のユーザーに合わせてパーソナライズされたものではありません。
チャートの内容と今後の展開について
現在公開されているチャートには、トゥルークライム、コメディ、超常現象、スポーツトーク、右派の影響力のある人物の番組、主流の政治解説など、多岐にわたるジャンルのポッドキャストが含まれています。
Google は、このチャートにさらに多くの機能を追加することも検討しているとしています。 具体的な内容はまだ不明ですが、ジャンル別のフィルター機能や、各番組の最新エピソード情報などが追加されると、ユーザーにとってさらに便利なツールになるはずです。
まとめ
YouTube がポッドキャストの発見を支援する新たなツールを提供したことは、リスナーにとってもクリエイターにとっても歓迎すべき変更だと思います。総再生時間に基づくランキングは、単純な再生回数だけでは測れないコンテンツの質やリスナーの満足度を反映する可能性があります。
今後、対象地域が拡大され、さらにジャンル別フィルターなどの機能が追加されれば、ユーザーは自分の好みに合ったポッドキャストをより効率的に見つけられるようになるかもしれません。また、クリエイターにとっては、自身の番組がより多くの潜在的なリスナーにリーチする機会が増えることが期待されます。
いずれにしても、この機能がいつ米国以外に展開されるかはわかりませんが、日本でもこの機能の展開に期待ですね。