Android 版 YouTube アプリのミニプレーヤーが、ユーザーからのフィードバックを反映し、より使いやすく、見た目も洗練されたデザインにアップデートされました。主な変更点として、ミニプレーヤーを隠した際の動画の一時停止機能や、操作ボタンの配置変更などが挙げられます。
ミニプレーヤーの新機能とデザイン変更
YouTube は公式 X アカウントを通じて、モバイルアプリのミニプレーヤーをアップデートすることを発表しました。 新しいミニプレーヤーでは、以下の点が変更されています。
- 動画の一時停止・再開機能: ミニプレーヤーを隠すと動画が一時停止し、再表示すると中断した箇所から再生を再開します。
- デザインのリフレッシュ: ミニプレーヤーのデザインも新しくなりました。
具体的な変更点は、次のとおりです。
スワイプでの表示・非表示と動画の一時停止・再開
以前のベータ版のテスト段階では、ミニプレーヤーを画面の左右にスワイプして隠すことができましたが、その際に動画の再生が継続するという挙動も報告されていました。しかし、今回の正式アップデートでは、YouTube の発表通り、ミニプレーヤーを隠すと動画が一時停止し、再度表示すると中断したところから再生が始まるようになっています。
デザインの変更点
ベータ版の時点で確認されていたデザイン変更が今回のアップデートで多くのユーザーに提供されるようです。
- コントロールバーの廃止: 従来ミニプレーヤー下部に表示されていた、進む・戻る・一時停止ボタンが含まれるバーがなくなり、ウィンドウがよりスッキリとした見た目になる
- ボタン配置の変更:
- 一時停止ボタンは、半透明の背景で左上に配置
- ミニプレーヤーを閉じるための「X」ボタンは右上に配置
- 進む・戻るボタンの廃止: ミニプレーヤー上から進む・戻るボタンがなくなる

まとめ
今回の YouTube ミニプレーヤーのアップデートは、ユーザーの利便性向上と見た目の改善に焦点を当てたものとなります。特に、ミニプレーヤーを隠した際に動画が一時停止する機能は、多くのユーザーにとって待望の変更かもしれません。デザイン面でも、よりシンプルで洗練されたものとなり、動画を見るときの邪魔になりづらくなった点は良い変更です。
この新しいミニプレーヤーのアップデートは、Android 版 YouTube アプリのバージョン 20.19.37 で確認されていますが、筆者が同バージョンで確認したところ、まだミニプレーヤーの刷新は展開されていませんでした。そのため、地域などによって展開に差がある可能性があります。