Xiaomi は Qualcomm の最新チップセット Snapdragon 8s Gen 4 を搭載する新しいスマートフォンを開発中であると噂されていますが、Geekbench でベンチマークスコアが発見されたことで、この噂が事実である可能性が高まりました。
Snapdragon 8s Gen 4 搭載の可能性
今回 Geekbench で発見されたデバイスは「Xiaomi Civi 5 Pro」と見られており、昨年 2024年 3月に発表された「Civi 4 Pro」の後継モデルと考えられます。
Qualcomm の Snapdragon 8s Gen 4 は今年 4 月の初めに発表されており、Xiaomi のサブブランド Redmi のデバイス「Redmi Turbo 4 Pro」が最初に Snapdragon 8s Gen 4 を搭載してリリースされました。
今回の情報が正しければ、Xiaomi ブランドの中国向けモデルにも展開されることになります。また、Civi 4 Pro の後継機種であることから、比較的早い時期の登場も期待されます。
Geekbench で確認された情報
X で @yabhishekhd 氏によって共有されたプロトタイプとされる Civi 5 Pro の Geekbench の情報は、以下の内容を明らかにしています。
- チップセット: Qualcomm Snapdragon 8s Gen 4
- RAM: 16GB (※プロトタイプのため、製品版のベースモデルはこれより少ない可能性があります)
- OS: Android 15 (Xiaomi HyperOS)

シングルコアは 1,983、マルチコアは 6,874 を獲得しており、ミッドハイレンジスマートフォンとして、期待のできるデバイスになると予想されます。
スペックと発売時期、販売地域の予想
現時点では、上記の Geekbench 情報以外に Civi 5 Pro の詳細なスペックや機能、そして具体的な発売時期に関する情報は明らかにされていません。
これまでの Civi シリーズの販売戦略を踏襲するのであれば、Civi 5 Pro も中国市場限定モデルとなる可能性が高いと考えられます。しかし、Xiaomi は昨年 2024年 6月に「Xiaomi 14 Civi」をインド市場向けに投入した実績もあるため、今回も Civi 5 Pro をベースとしたモデルがインド、あるいはその他のグローバル市場で展開される可能性もゼロではありません。
まとめ
今回リークされた情報は、Xiaomi が Snapdragon 8s Gen 4 を搭載する Civi 5 Pro を開発中であることの裏付けとなりました。また、Geekbench の情報からは RAM 16GB、Android 15 といったスペックの一部が明らかになりましたが、その他の詳細や発売時期はまだ不明です。
Snapdragon 8s Gen 4 は、Snapdragon 8 Elite と 8 シリーズの中間に位置するため、Civi シリーズの比較的手に取りやすい価格帯と高性能を両立させるための選択肢としては悪くないのかもしれません。
とはいえ、これまでの実績から少なくとも日本での展開は低く、今後日本でも Snapdragon 8s Gen 4 を搭載するモデルがリリースされるかはまだ分からないものの、期待はしたいですね。
出典: X (@yabhishekhd), GSMArena