現在、Samsung は最新の Android 15 ベースである One UI 7 の展開を進めていますが、当初の予定からの遅延に加え、バグ修正によるさらなる遅延も発生し、ユーザーからの信頼を揺るがす事態となりました。
そんな中で、Samsung は次世代の Android 16 ベースとなる One UI 8 の開発に取り組んでいることも継続して報じられていますが、新しい情報によれば 6 月にも最初のベータ版が展開される可能性が示唆されました。
One UI 8 のリリース時期に関するリーク情報
信頼できる情報筋として知られるリーカーの Tarun Vats 氏によると、One UI 8 の最初のベータ版は、早ければ 2025 年 6 月にも登場する可能性があるとのことです。これは Google による次期 Android 16 のリリーススケジュールとも一致する動きとなります。
ただし、Vats 氏自身も指摘しているように、Samsung のアップデートスケジュールは変更されることが多いため、この情報はあくまで現時点での噂として捉える必要があります。
One UI 7 のベータ版が 2024 年 12 月に開始されたことを考えると、もし One UI 8 のベータ版が本当に6月に開始されれば、Samsung にとっては遅れを取り戻すための思い切った決断となります。
また、Vats 氏の予測では、ベータ版が 6 月に開始された場合、Android 16 をベースとした One UI 8 の安定版は、早ければ 2025 年 8 月または 9 月にもリリースされる可能性があるとのことです。これは、One UI 7 と比較して、より短く効率的なベータテスト期間となる可能性を示唆しています。
One UI 8 はマイナーアップデート、本命は 8.5 ？
一方で、One UI 7 が比較的大規模なアップデートであったのに対し、One UI 8 は大規模な新機能追加よりも、既存機能の改善や最適化といったマイナーアップデートになる可能性があります。
これについては以前、One UI 8 の初期ビルドがリークされたことで開発状況が明らかになり、大きな変更が見られない可能性が指摘されていました。
なお、その後の報道では、Samsung はすでに One UI 8 のさらに先となる One UI 8.5 の開発に取り組んでいる可能性が示唆されています。より大きな機能追加や変更は、2026年初頭に登場が見込まれる Galaxy S26 シリーズと同時にデビューすると噂される One UI 8.5 で行われるのではないか、という見方もあります。
まとめ
今回リークされた One UI 8 のリリーススケジュールは、あくまで現時点での噂に過ぎず、今後の Samsung の公式発表を待つ必要があります。しかし、もしこの情報が正しければ、One UI 7 の配信遅延から一転して、One UI 8 は非常に早いタイミングで展開される可能性があります。
とはいえ、記事執筆時点（2025 年 5 月 5 日）では日本を含む一部の地域で Android 15 ベースの One UI 7 のアップデートの展開や、2025 年 4 月のセキュリティパッチも提供されていない状況なので、すべてのデバイスが一律で One UI 8 にアップデートされる可能性はあまり期待できそうにありません。
出典 : Android Authority
