Android デバイス間や Windows、Chromebook などとファイルを簡単に送受信できる「Quick Share (クイックシェア)」機能について、Google が大幅なユーザーインターフェース(UI)の再設計をテストしている可能性があることが報じられました。
これは Android Authority と AssembleDebug 氏によるもので、Google Play開発者サービスのベータ版(v25.15.31)の APK 分解から明らかになったとしています。
新しい Quick Share のデザイン
APK 分解から有効化された新しい UI によると、Quick Share のページは以下のように変わる可能性があります。
- ランディングページ: 再設計が展開された後に Quick Share を起動すると、変更を知らせる画面が表示されます。
- ホーム画面: 従来のページとは異なり、画面下に [受信] と [送信] ボタンが表示されるようになります。
- 受信画面: [受信] ボタンを押すと受信モードになり、他のデバイスからファイルを送信できるようになります。また、受信画面を開いている間は一時的にデバイス名が全員に表示されるようになります。また、クイック設定パネルから「Quick Share」タイルをタップすると、直接受信画面に移動します。
- 送信フロー: [送信] ボタンを押すと、新しい UI が表示されます。ここには「共有するファイルを選択」するオプションがあり、これをタップするとファイルピッカーから共有するファイルを選択できます。選択すると、ドキュメントのファイル名と画像、テキスト、URL などのプレビューが表示されます。
- 設定パネル: 右上に表示される3点ドット [ ⋮ ] メニューの [設定] パネルも再設計されます
以下は Android Authority が共有している新しい Quick Share の画面のスクリーンショットです。


見た目の変更だけでなく、ファイルの送受信のしやすさの改善も期待できます。
提供時期と注意点
繰り返しになりますが、これは Google Play 開発者サービスのベータ版から発見された未発表の機能です。Google がこのデザインや機能を最終的にリリースするかどうか、いつリリースするかは全く不明です。
ただし、Android Authority は、以前発見された他の未実装機能と比較して、今回の再設計はベータ版である程度形になっており、将来的に一般ユーザー向けに展開される可能性は比較的高いと推測しています。
まとめ
Android の標準ファイル共有機能 Quick Share に、見た目と使いやすさの両面で大きなアップデートが準備されている可能性が出てきました。
この変更が反映されるかはわからないものの、ユーザーには使い勝手の良いアップデートになる可能性があるため、リリースに期待です。
なお、「Quick Share (クイックシェア)」の名前についてですが、「Nearby Share (ニアバイシェア)」や「クイック共有」といった呼び名が存在しています。現時点では公式およびデバイス内の呼称が「Quick Share」となっているため、本記事ではそのように表記しています。
出典 : Android Authority