先日リリースされたばかりの Google の最新スマートフォン「Pixel 9a」が、現在進行中の次期 OS「Android 16」のベータプログラムに登録可能になったことが報告されました。
これにより、新しい Pixel 9a を手に入れたユーザーも Android ベータプログラムに参加することができ、Android 16 の最新ベータ版 Beta 4 をインストールして試すことができるようになりました。
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Pixel 9a で Android 16 Beta が利用可能に
Google は、Pixel 9a をAndroid 16 ベータプログラムの対象デバイスリストに追加しました。新しいデバイスが発売後すぐにベータプログラムの対象となることで、開発者や新しい機能をいち早く試したいユーザーは、Pixel 9a 上で Android 16 のテストやフィードバックを行うことができます。
Pixel 9aをAndroid 16 ベータプログラムに登録する手順は以下の通りです。
- Android ベータプログラムのウェブサイト ( https://www.google.com/android/beta )にアクセスします
- Pixel 9a で使用している Google アカウントでログインします。
- 対象デバイスとして表示されるPixel 9aで「+ 登録」を選択します。
- 規約等を確認し、登録を完了します。
- その後、Pixel 9a 本体にOTA(無線)アップデートとして最新のベータ版(現在: Beta 4)が配信されます。「設定」>「システム」>「システム アップデート」から確認・インストールできます。
なお、9to5Google によれば Pixel 9a は Android 16 Beta 1 から Beta 3 を飛ばして Beta 4 から利用できるようになった影響により、アップデートのファイルサイズが約 3.3GB になるとしています( (Beta 4 単体は約 1.1GB)。
現在のベータ段階と注意点
現在配信されているのは Android 16 Beta 4 であり、これは開発段階における「プラットフォームの安定版」にあたります。これは、開発者向けのAPIやアプリの基本的な動作が最終確定し、主にバグ修正や安定性の向上に焦点が当てられている段階です。
また、ベータ版ソフトウェアであることには変わりないため、予期せぬ不具合やバグが含まれている可能性があり、アプリの互換性の問題やバッテリー消費、パフォーマンスに影響が出る可能性があります。
一般使用にも適したバージョンであると Google は述べていますが、リスクを回避するためにも日常的に使用するメインのスマートフォンにインストールすることは、一般的には推奨されません。 もし試す場合は、必ず事前に重要なデータのバックアップを取るようにしてください。
まとめ
発売されたばかりの Pixel 9a で、早くも Android 16 ベータ版を試せるようになりました。次期 OS の新機能(主に安定版リリース時に利用可能になるもの)や挙動をいち早く体験したいユーザーにとっては朗報ですが、ベータ版特有のリスクも十分に理解した上で参加を検討しましょう。