OpenAI は、ChatGPT に搭載された画像生成機能(DALL·E)をアップデートし、より自然で高精度な画像生成と編集が可能になったと発表しました。
今回のアップデートは、GPT-4o をベースにした新しい仕組みによって、画像の生成速度と品質が向上し、画像の一部を自然に書き換える「インペインティング」機能も使いやすくなっています。
この機能は、現在 ChatGPT Plus などの有料プランで提供されており、当初は無料ユーザーにも段階的に展開される予定でしたが、OpenAI のサム・アルトマン CEO の X の投稿によれば「予想以上に人気だったため、無料ユーザー向けの展開は当面延期される」と述べています。
SNS では、ジブリ風の画像を生成して投稿するユーザーが急増しており、話題性も高まっています。一方で、一部の画像リクエスト(特定の性表現など)に対して出力に偏りがあるとの指摘もあり、OpenAI はそれをバグとして認識し、対応中としています。
また、安全性への配慮として、生成される画像には C2PA メタデータが付加され、AI による生成であることが識別できるようになっています。不適切な画像や実在人物のディープフェイクなど、特定の内容については引き続き制限がかかっています。
Source: OpenAI