先日、ChromeOS デバイス向けに ChromeOS 132 の4回目のマイナーアップデートがリリースされたばかりですが、次のメジャーアップデートとなる ChromeOS 133 のリリースノートが、珍しく実際のリリースに先駆けて chromeos.dev で公開されました。
なお、Chrome Enterprise および Education 管理者向けの ChromeOS 133 のリリースノートは、2月12日付けですでに公開されています。
ChromeOS 133 では、Chromebook ユーザー向けとなるいくつかの新機能が導入されており、新しいユーザー補助機能(アクセシビリティ機能)、Bluetooth マイク解像度の向上、スクリーンキャストの言語サポート拡大などが利用可能になります。
以下は、ChromeOS 133 でユーザー向けに導入される機能の概要です。
ChromeOS のバウンスキー
バウンスキーは、短時間の間隔でキーを繰り返し押すと無視する機能で、必要に応じてカスタマイズすることができます。これにより、意図しないキーの押下によって、意図しない文字を入力されることを防ぎます。
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Bluetooth マイクの超解像度の切り替え
ChromeOS 133 では、Bluetooth マイクの超解像度をコントロールするための切り替えトグルが追加されました。この切り替えは、[設定] > [デバイス] > [音声] のページに表示され、機能をサポートしているかつ選択した入力デバイスが Bluetooth ヘッドセットの場合のみ表示されます。
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スクリーンキャストの言語サポート拡大
ChromeOS 組み込みアプリの1つ「スクリーンキャスト」は、50以上の言語をサポートするようになりました。
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新しいウェルカムツアーページ
新しく ChromeOS デバイスをセットアップすると、セットアップ後すぐにウェルカムツアーが表示されるようになりました。このウェルカムツアーページでは、ユーザーが Chromebook の基本的な使い方を学ぶことができ、新しい Chromebook をすぐに使い始めることができます。
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以上が、chromeos.dev と Chrome Enterprise および Education リリースノートの両方で紹介されている ChromeOS 133 の新機能となります。
記事執筆時点では、ChromeOS 133 のアップデートはまだ提供されておらず、安定版の最新バージョンは ChromeOS 132.0.6834.208 となっています。更新され次第、改めてお伝えします。
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