2019年、Google は車でシガーソケットに差し込むだけで Google アシスタントを簡単に使えるようにする「車載 Googleアシスタントシステム」デバイスを発表していますが、近いうちにこのサポートを終了する可能性が報告されました。
この車載 Google アシスタントシステムは JBL Link Drive と Anker Roav Blot の2つがリリースされており、これらのデバイスには Google アシスタントとマイクが内蔵され、車のシガーソケットに差し込むだけで使用できます。
「Ok Google」の起動ワードやボタンでアシスタントを呼び出して質問などができ、Bluetooth または AUX 経由で車載オーディオから再生されます。Google によれば、ナビゲーションの操作やメッセージの送信、メディアコントロール、スマートホームコマンドなどにも利用できるとしていました。
9to5Google によれば、Google アプリ ベータ版 v16.5.33 で発見された「車載アクセサリの Google アシスタント」を非推奨とするコードから、「ところで、車載アクセサリの Google アシスタントは今後数週間で廃止される予定です。アシスタントを引き続き使用するには、モバイルまたは Android Auto 経由でクエリを呼び出してください」といった応答が返されるようになるとしています。
現在は Android Auto や Android Automotive の採用も増えてきており、スマートフォンは Google アシスタントではなく Gemini に置き換わりつつありますので、アシスタントのみの車載アクセサリーのサポートが終了することも不思議ではありません。
まだ公式にはサポートが終了するとの発表やドキュメントの更新はありませんが、近いうちに終了する可能性は高いと思われます。