Samsung は Galaxy S25 シリーズで Exynos 2500 チップセットの搭載を目指していましたが、歩留まりの低さが課題となり、最終的に Snapdragon 8 Elite のみが搭載されることになりました。一方、最近の情報によれば、2026年のリリースに向けて開発が進められている Exynos 2600 チップセットは、Exynos 2500 よりも高い歩留まり率を達成したと伝えられており、Galaxy S26 シリーズの搭載に向けて Samsung がかなり注力していることが示唆されました。
Samung は2025年1月に最新の Galaxy S25 シリーズを発表しましたが、このシリーズには Exynos チップセットは採用されず、Qualcomm の Snapdragon 8 Elite for Galaxy チップのみが搭載されています。
この理由については、生産上の問題によるものであることがたびたび報じられていましたが、現在はその問題をクリアしており、今年の夏頃にリリースが噂される Galaxy Z Flip 7 で Exynos 2500 チップセットを搭載すると言われています。
今回、韓国メディア The Bell が報じた情報では、Samsung は Exynos 2600 で採用する最新の SF2 (2nm) プロセスのテスト生産で30%以上の歩留まりを達成したようです。ただし、テスト生産のため、歩留まりの基準は少し甘いことや、量産には60%以上の歩留まりが必要だと言われていることから、今後の進展次第ではどうなるかはわかりません。なお、Exynos 2500 は当初20%の歩留まりだったと言われています。
Samsung は2026年第1四半期のフラッグシップに向けて Exynos 2600 チップセットの大量生産のプロセスを安定化させることを目指しており、歩留まりの安定化が計画通りに進めば、今年の第4四半期から量産が開始される予定としています。
実際に量産が開始されれば、2026年にリリースされる Samsung Galaxy S26 シリーズのラインナップには Exynos 2600 が搭載されることになるかもしれません。