Google の Pixel スマートフォンは一部の地域とキャリアでインターネット経由で電話を発信・受信できる Wi-Fi 経由の通話をサポートしています。この機能はスマートフォンの電波が弱かったり、全くない場所で Wi-Fi 接続をしている場合に便利な機能ですが、Google はこの機能を使用するようユーザーに通知するようになる可能性があるようです。
この情報は Android Authority によるもので、アダプティブ接続サービス(Adaptive Connectivity Services) アプリのコードから Google が Pixel ユーザーに Wi-Fi 通話を有効にするよう通知を送るようになることを発見しています。
これによれば、Pixel スマートフォンユーザーがモバイルネットワークの状況が悪い場所でも、通話やメッセージを行えるように、ユーザーに Wi-Fi 経由の通話を有効にするよう促します。ユーザーは通知から「オンにする」ボタンですぐに有効にでき、必要ない場合は「無視」ボタンで閉じることができるようです。
ただ、現時点ではこの機能が、モバイルネットワークの受信状態が悪い場所にいるときに自動的に表示されるのか、機能が無効になっているユーザーに通知するだけなのかはわかりません。いずれにしても、Wi-Fi 通話を使う機会があり、たまたまオフにしたまま忘れてしまっているユーザーなどには便利な機能です。
とは言え、この Wi-Fi 通話機能はサポートされている一部の国とキャリアでのみ利用できます。日本を含め、ほとんどの場所では Wi-Fi 通話を提供していませんので、サポートされている国以外ではほぼ見ることはなさそうです。