Google が Eclipsa Audio のサポートを Android と Chrome にも導入すると発表

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Google Pixel 8 Pro と Google Chrome のロゴ

今年初め、Samsung と Google が協力して新しい 3D 空間オーディオ技術となる Eclipsa Audio を発表しましたが、Google は同技術のより詳しい内容をブログで紹介しています。このなかで、Google Chrome ブラウザや複数のメーカーのテレビとサウンドバー、Android デバイスもサポートの導入が予定されていることを発表しました。

Google によれば、Eclipsa Audio はすべての人のためのオープンソースの空間オーディオフォーマットと位置づけており、次のように述べています。

Eclipsa Audio は、Google、Samsung、Alliance for Open Media (AOM) 内のその他の主要貢献者によって開発され、AOM ロイヤリティフリー ライセンスの下でリリースされたオーディオ形式である Immersive Audio Model and Formats (IAMF) に基づいています。

IAMF はオープン ソースであるため、Eclipsa Audio ファイルは、さまざまなワークフローをサポートする無料で利用できるオーディオ ツールを使用して誰でも作成できます。

また、空間オーディオ技術は 50 年以上前に初めて開発され、再生機能は 10 年以上前から一般消費者に提供されてきましたが、空間オーディオの作成は主に映画業界や音楽業界のプロに限定されていました。そのため、Google と Samsung は、誰でも利用できるオープンソースの空間オーディオ形式である Eclipsa Audio をリリースしたと伝えています。

以前、2025年からクリエイターは Eclipsa Audioトラックを含む動画を YouTube にアップロードできるようになることを発表しています。Eclipsa Audio は Samsung の2025年の TV デバイス(Crystal UHD シリーズと Neo QLED 8K モデル)が最初にサポートしますが、Google Chorme ブラウザや複数のメーカーのテレビ、サウンドバーにネイティブの Eclipsa Audio のサポートを2025年後半に導入する予定としています。

さらに Eclipsa Audio は今後の Android AOSP リリースで提供される予定となっており、Android デバイスでも提供される予定です。こちらについては時期ははっきりとしていませんが、年内のリリースに期待です。

なお、Google と Samsungは、Eclipsa Audio をサポートする製品についてメーカーと消費者に品質保証を提供するため、2025年に認証およびブランドライセンスプログラムを開始する予定です。

Source Google

著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに50台以上の Chromebook を試し、Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。プロフィールはこちら

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