Qualcomm は Copilot+ PC の価格を600ドルからに引き下げるため、新しい Snapdragon X プロセッサを発表しました。
Qualcomm は Snapdragon X Plus および Snapdragon X Elite チップを発表していますが、当初は1,000ドル以上のプレミアムノートPC向けとなっていました。その後、700ドルからのPC向けにより安価な Snapdragon X チップを発表しましたが、現在はさらに手頃な価格のノートPC向けとなる新しい Snapdragon X チップを発表し、Copilot+ PC の開始価格を600ドルからに引き下げています。
新しく発表された Snapdragon X プロセッサは、X1-26-100 という型番になっており、最大 3GHz をサポートする8つの Oryon CPU コア、1.7 TFLOPS の GPU、45 TOPS の NPU を搭載しています。基本的には Snapdragon X Plus (X1P-42-100) ですが、最大 CPU 速度を3.2GHz から 3GHz に下げ、シングル ISP に置き換えられています。
新しい Snapdragon X は、X Plus や X Elite ほどのパフォーマンスを提供しませんが、シングルコアとマルチコアのベンチマークでは Intel Core 5 120U プロセッサの約1.6倍のスコアを実現しながらも、消費電力を大幅に抑えているとしています。そのため、性能を確保しながらもバッテリー駆動時間が長いことは上位モデルと変わりありません。
Qualcomm によれば、Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovo から新しい Snapdragon X プロセッサを搭載するノートパソコンが、今年の早い時期に登場する予定としています。このクラスであれば、Windows だけじゃなくて Chromebook でも出して欲しいですね。
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Source Qualcomm