Google は実験的な推論モデル Gemini 2.0 Flash Thinking をリリース

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Google は複雑な問題を解決して思考の概要も提供できる新しい AI 推論モデル Gemini 2.0 Flash Thinking をリリースしました。現時点ではまだ実験段階ですが、「声を出して考えるように訓練された実験的なモデル」であり、推論パフォーマンスが強化されているとしています。

また、名前が示すように Gemini 2.0 Flash による高速化の恩恵も受けており、Google DeepMind の Jeff Dean 氏が X で共有したデモでは、Gemini 2.0 Flash Thinking が一連の手順を考えることで物理学の問題に答え、解決策を提示する方法が示されています。

Gemini 2.0 Flash Thinking は、OpenAI の o1 推論モデルと競合する可能性が高くなります。なお、現在は Google AI Studio と Vertex AI で利用可能です。

この推論モデルが最終的にエンドユーザーに提供されるかどうかはわかりませんが、Gemini 2.0 の一部として位置づけられているため、最終的にはサービスの1つとして統合される可能性もありそうです。

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Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Technical Writer

月間平均130万PVの当サイトを8年以上運営している 尾村 真英 です。これまでに 50台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動中で、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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