Google は拡張現実デバイス向けに新しい Android XR というオペレーティングシステムを発表しましたが、この発表のなかで AR グラスを使ってアシスタントを呼び出すシーンのデモでは、「Hey Google」ではなく「Hey Gemini」といって呼び出す様子が映っています。そのため、少なくとも Android XR デバイスではアシスタントの呼び出しが「Hey Gemini (OK Gemini)」になることが示唆されています。
これまで、Google は様々なアプリやサービスのデジタルアシスタントを Google アシスタントから Gemini へと切り替えています。Android スマートフォンでは置き換えが段階的に開始しており、最近では Nest デバイスでも新しい Gemini 搭載アシスタントを試すよう促しはじめています。さらに Gemini に対応するための拡張機能も増えており、Google メッセージや Google Home といったファーストパーティのアプリだけでなく、Spotify などサードパーティアプリにも対応し始めました。
そのため、最終的に Google アシスタントを Gemini に置き換える予定であるとは間違いなく、これを呼び出すためのホットワードも変更する可能性があることは不思議ではありません。
Android XR で「Hey Gemini」が導入されれば、最終的に他のデバイスでも「Hey Gemini」になる可能性は高いと思われます。あるいは「Hey Google」との選択式になるかもしれません。日本語だと「OK, Google」ですが、これが「OK, Gemini」になると予想されます。
いずれにしても Android XR の登場で Gemini への切り替えと統合がさらに加速し、Google アシスタントと「Hey Google (OK Google)」の起動ワードも終了となる可能性は高いと考えられます。